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【2012】歴史で学ぶ事例Ⅱ

受験者減+年齢上昇局面で
出題側はどう対応?
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A:出題傾向の変化を加速。

当試験に限らず、資格試験の出題側は「どんな人を合格させるか」を予定。実際の合格者層がズレたら、出題傾向を操作して差異を埋めに行く。

この時、毎年変わり映えしない古典派復古調の他事例と異なり、「Ⅱ」だけはミライを先取りする方向に進化。従い、以下3つの特徴。
・教わることが多く、
・解いていて楽しく、
・ビジネス素養や実力通りに点差が開く。

これを楽しまない手はない。では4年前がどう古臭いか、2012年にタイムスリップ。


■過去との違いに学ぶ~事例Ⅱ■

事例Ⅱは当意即妙

意 味: その場その場に応じて機転をきかすこと。また、その場の雰囲気に合わせて、すぐさま気のきいた言動をすること。

事例Ⅰが明鏡止水とするなら、事例Ⅱは当意即妙。相手(試験委員)の言い分にただ頷ずくだけでは物足りず、散らかった根拠を整理し、

ではこうしたらいかがでしょう?

と当意即妙に提案する所までが解答要求範囲。


□事例Ⅰ・Ⅲとの違い□

市場変化は早いから、既存知識類推で解答できる事例Ⅰ・Ⅲと要区別。
既存知識枠に沿う根拠を探すより、大事な根拠をどこに使うかを重視。

【事例Ⅱ】自分よりまず相手??
事例Ⅱ 素直にやれば大丈夫

.

□フレームワークで時間短縮□

とはいえ只でさえ忙しい事例Ⅱ。
2つの手持ちフレームワークを活用し、解答時間短縮。

①思考のフレームワーク
3C・4P・PDCAなど
状況整理や思考のモレをなくすのに便利。
【事例Ⅱ】過去問から学ぶ (解答要求)
【スト生向け2次対策】事例Ⅱへの対処
企業経営理論:2次を意識した学習法 (4P)
事例II: 気宇壮大な主演女優+α

②記述のフレームワーク
→「ひな形」を意味し、工程/時間短縮に有利。実用例はIT業界
【事例Ⅱ】必見!新規事業の解答フレーム

.

□マーケティング知識□

思考フレームワークを固めたら、次はその枠内に必要知識を詰め込む。

【事例Ⅱ】魅力あるB社はCRMから (CRM)
事例Ⅱ:多すぎる根拠に大忙し
その他マーケティング知識

.

□記述力□

事例Ⅱのもう一つのハイライトは、字数×配点の千変万化。
なぜそうなのか+ではどうするかを読み解き、
編集ゲームを楽しむ位の気持ちで臨む。

編集力で差をつける
得点を安定させる「ストラックアウト戦術」
【2次道場】論述対策:採点者に伝わる解答を書くトレーニング
事例Ⅱ:配点のバラツキと時間配分


■今日のまとめ■
スモビで知られる通り、「事例Ⅱ」は昔も今も同じ試験委員が担当。従い、先取先明の気風は変わらない。ここは過去記事に学ぶより、5年分H23~27の「事例Ⅱ」原典に直接あたり、「自分で」変化をつかむが吉。

例えば、これ位は言えそう。

読む→ここも本質は不変。「Ⅰ」は根拠を予想し、「Ⅱ」は根拠から予想。
考える→全て考えていたら時間足りない。大事なのはSTPのSとT
書く→解答編集力による点差は縮小。読みやすい文章で当たり前に。


2ヶ月合格するには、「Ⅱ」で市場発想を磨き、明日の「Ⅲ」では解答安定力+納期短縮を学ぶ。「2次」は配点採点こそインチキ臭いが、商売上手で品質と(合格した時の)満足度は高い。やはり2ヶ月あれば十分合格可能。ではまとめ。
・「事例Ⅱ」の題意は変化を捉えて成長。4事例中で唯一楽しい。
・そもそも題意が当意即妙=現場対応。ノウハウではなく実務センスで点差。
・「Ⅰ」「Ⅲ」と異なり、唯一事業提案する所まで解答要求。
・散らかった根拠の整理、解答編集力でノウハウの活躍余地あるが、程々に。
by ふうじん
試験のミライを変える力を。

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by dojonagoya | 2016-08-24 18:00 | 中小企業診断士試験

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