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中小企業診断士試験では役に立たないかもしれない、でも実務で本当に役に立つ和尚の財務 その②

さあ、今週もやってまいりました、
サンデートワイライトファイナンシャルアワー!
いかがお過ごしですか!


古巣のアップと一緒の時間帯にアプするおちゃめな「財務四天王」の和尚です。
そういえばもう一人の四天王myaちゃんも東京からこちらへご帰還なされたはずなんですが、
いったいどこにいったのやら・・・
このサイト、尋ね人のコーナーにしてよいですか?

尋ね人
myaちゃん、連絡請う! 170万人の県民みんなで帰りを待っているぞ!

その昔和尚が小さいころ、新聞の欄でこういうのを見ると、いったいこの行方不明になった人はどこへいったんだろう、んでこのご家族の方の心中はいかばかりか、とはいえ、そもそも、その尋ねられた人がこの新聞を読んでいるとは限らないではないか? その場合、新聞社は掲載料を返還してくれるんだろうか、そんなわけないよな。それよりもっと心配なのがこの尋ねられた人が掲載された新聞を定期購読しているものの、読み飛ばしたら悲惨だよな、かわいそうだよな、そういうの本当に泣けてくるよな、と、

涙もろい少年和尚は思うのでありました。

今はこうしたSNSが発達している・・・けれど、和尚のプライベートな尋ね人はいまどこにいるのやら、とふと考えることもあります。
とにかくmyaちゃんは、気がついたらここへコメント残すように!


またまた話題は変わりまして。

あ、もうそろそろやめます。本題はいります。イラン話は、和尚の個人ブログでやることにします。


はい、本題。

今日は、
「中小企業診断士試験では役に立たないかもしれない、でも実務で本当に役に立つ和尚の財務」
の第2回目。
「社長、儲かってきたのは実は、ここ最近のことじゃないの?」
というタイトルでお送りします。

はい、いいですか?
を使いますよ。リンク先みてくださいな。

和尚が、この副題
「社長、儲かってきたのは実は、ここ最近のことじゃないの?」
を思いついたのは、何を隠そう一発合格道場名古屋口述セミナーにて。
実際の模擬口述のセンセ役をしているときに気がついた。

この会社、PLを見ると最終利益が30百万円あります。
同業他社と比べても、売上高当期利益率(んな指標あまり使いませんが、場合によりけりで使う、ってのがこのいろんな指標の楽しさなんだよ!)
は、高い数値を示しています。

だから、社長はこう言うはずです。
「先生!(診断士のことね)うちとこ儲かってるでしょ。同業他社と比べても、収益力はいいんだよ、ねねねね」
とか。

でもちょっと待ってください。これが継続的に続いているかどうかが大事であって、利益計上が
「一発芸人」
では、だめですよね。

芸人でも、一発売れただけでは後が続きませんし、会社ならなおさらです。

さて、和尚がどうしてこのようなことを言い出したのか、種明かし。

BSを見てください。
利益剰余金の欄を見てください。150百万円です。
一方、この利益の業歴は何年でしょうか?
1950年創業と書いてあります。
となれば、60年以上営業活動を続けています。

で、
1年あたりの平均当期利益はと申しますと、
150÷60=2.5百万円!
直近期が30百万円も儲けているのですから、実際にはこれ以下でしょうし、赤字の年もあったでしょう。

逆に言えば、30百万円も儲けている割りには蓄積が少ない、とも表現できます。もしかしたら、配当金を毎年出して、会社にはあまり残っていない、とも言えるでしょう。
(でも実際には、和尚の実感としては、配当金だしとる会社はほとんどないです!)

ですから、この社長への返しとして
「社長、過去はかなりご苦労されたんですよね」
と発すれば
「なんでそんなことがわかる?
とレスポンスあり、
「実は…」
と、上記推測を述べれば当たらずとも遠からずです。

これも、社長の気持ちをこっちにぐっと引き寄せる小技になり得ます。

最後に。
よいこはマネしちゃいかんけど、和尚はこの問題、与件文はあまり読んでおりません。
でもここまではわかる、てのが財務の醍醐味ではありますが、諸刃の剣で、それで万能だと思うことなかれ。

合掌。

by dojonagoya | 2016-04-03 18:00 | 中小企業診断士試験

中小企業診断士一発合格道場からスピンアウトした6代目とその仲間たちのブログです。


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