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【TAC動画引用】「経営」も解いてみた

注)当記事は、TAC本試験分析会動画の視聴後に書いており、適宜引用させていただきました。
引用に不適切な点があればその箇所を削除いたします。
なんとなくこうカナ?
で当たる。
【TAC動画引用】「経営」も解いてみた_a0354838_18575353.png

「経営」を終え毎年言われるのが、「なんとなく選んで当たる」。その説明が、

未知のことをそれらしく当てる力=合格センス。
H28「経営」でいえば、第4問(1)(2)(C)(C)、第5問(B)、第10問(C)、第15問(C)

このCランクをズバズバ当て、ついでに「2次」を2ヶ月卒業するのが、周囲が嫌がるセンス合格。要するに、「最後の2択」で正しい方を選ぶのでなく、違和感感じる方に×つける。

ではまずその材料(出題傾向)をグラフで。


■グラフ■
戦略論が当てやすく、マーケはDランクが増えて難化。
マーケの難易度が組織論を上回るのは、知る限りでは史上初。
【TAC動画引用】「経営」も解いてみた_a0354838_02105151.png
マーケの難化とは従来は文章量増やケース問題であったが、今年は当てにくい問題が増。2次「事例Ⅱ」には直結しないので、来年に向けた受験校の見解に期待。

筆者は41マーク中9マーク誤答(74点)。
誤答マークは出題難易度通りに分布。
【TAC動画引用】「経営」も解いてみた_a0354838_02110162.png
今年のマーケはCランクが1問のみ、テキストレベルAB⇔それは無理ゲーDランクに二極化。Cをいかに出すかが作問センス、単なる難問Dランクなら誰でも作問できるからDEランクは気にしない。

「2次」対策上、戦略論の出題は一通り押さえる。
組織論の「人的資源管理」、マーケの稀出知識は復習不要。
【TAC動画引用】「経営」も解いてみた_a0354838_02111054.png
「経営」はテキスト知識のみならず、センス=普段からのビジネス素養で対応したい。そのパターンとして「○重要知識」「センス」「▲国語の試験」をこの後解説。

戦略論は基礎出題が減り、技術/外部連携の実務的出題が増加
組織論は人的資源管理の増が目立つが、組織行動論の減に注目。
マーケは全領域から万遍なく出題し、万遍無く難しい。
【TAC動画引用】「経営」も解いてみた_a0354838_02303802.png

今年の「経営」は、結果的に予定通りの得点に落ち着く。(傾向分析は代わりに済ませておいたので)後顧の憂いなく、2次「事例Ⅰ」「事例Ⅱ」対策へGO。

そこで当記事は、正答率ランク(推定)一覧と、経営センスの磨き方3パターンを紹介。


■正答率ランク(推定)■

戦略論の難易度はいつも通り、組織論は易化、マーケは難化。トータルでいつも通り。

戦略論:センス(勘)で選ぶとそこそこ当たる
組織論:「国語の試験」=難解な出題は減
マーケ:あいまい選択肢が多く当てにくい

カテゴリ2細分正答率注目特徴
11A経営概論ドメインA
21B成長戦略PPMB
31D技術経営・連携M&AB
4(1)1D技術経営・連携外部連携Cセンス
4(2)1D技術経営・連携外部連携Cセンス
51C競争戦略競争戦略Bセンス
61C競争戦略基本戦略B
71C競争戦略競争地位別戦略A
81C競争戦略価値連鎖B
91D技術経営・連携外注区分A運営知識
101D技術経営・連携特許戦略Cセンス
11(1)1D技術経営・連携技術経営B
11(2)1D技術経営・連携技術経営B
122A組織構造論組織設計C
132A組織構造論組織設計E▲国語
142A組織構造論官僚制B
152B組織行動論組織学習Cセンス
162A組織構造論組織設計D▲国語
172A組織構造論官僚制B
182A組織構造論不確実性C▲国語
192C人的資源管理初見問題B×
202C人的資源管理多面評価A×
212C人的資源管理ダイバーシティB×
222C人的資源管理労働契約B×
232C人的資源管理労働時間・休日C×
242C人的資源管理賃金C×
252C人的資源管理労働安全衛生法D×
26(1)3D価格・チャネル・販促チャネルD
26(2)3D価格・チャネル・販促チャネルB
273D価格・チャネル・販促価格A
283D価格・チャネル・販促関係性D
29(1)3Bリサーチ・消費者行動リサーチA
29(2)3Bリサーチ・消費者行動リサーチE×
30(1)3Aマーケティング・マネジメントAMAの定義D×
30(2)3Aマーケティング・マネジメントコトラーの定義C
30(3)3Aマーケティング・マネジメントポーターCSVD
31(1)3C製品戦略採用戦略A
31(2)3C製品戦略採用戦略D×
31(3)3C製品戦略開発戦略D×
323C製品戦略商品価値B×▲国語
333Bリサーチ・消費者行動消費者購買行動D
※上記正答率A~Eは、自力で解いて難易度の目鼻を付けた後、TAC動画による正答率A~Eマーク数を見て推定。

他人が悩むCランクをズバズバ当てる、特に「戦略論」「組織論」を当てる経営センスは、2ヶ月合格への強い武器(=過年度生差別化)。以下にポイントを3つ解説。


■センスで解く問題■

第4問(1) Cランク、(2)Cランク →Dog year、Mouse yearの時代。自力資源だけでは変化に乗り遅れるからオープンイノベーション が今後ますます重要。つまり、ノウハウ小遣い稼ぎビジネスモデルの遥か上
第5問 Bランク →正解はウ、筆者はエで×。どちらも間違いっぽいので最後はセンス。
第10問 Cランク →「法務」とリンクする知識。「~伴うこともある」あいまい表現は正解っぽい。
第15問 Cランク →唯一の行動論出題。変化の時代は組織学習が大事。アウエが×の消去法で。


■○重要知識■

第11問(1)Bランク、(2)Bランク →技術経営知識は「Ⅲ」で問われる。日経アジア経済面で対策。
第12問 Cランク →組織設計は「Ⅰ」で必須。間違えたらテキストに戻り周辺知識とセットで暗記。
第30問(3) Dランク →筆者は寡聞でCSVを知らず。今年はナイが、来年再挑戦の方は要チェック。


■▲国語の知識■
筆者の主張は「知識で戦え」。つまり自分の知識の薄さを「国語の試験」のせいにして逃げる、試験ブログの今の風潮に大いに不満。声が届いた訳ではないが、「国語の試験化」の緩和傾向は歓迎。

第13問 Eランク →テキスト外知識、当てさせない問題。これを当てようとするから無理が出る。
第16問 Dランク →組織学習をわかりにくく出題。ただ「事例Ⅰ」っぽいので、受験校指導に従う。
第18問 Cランク →簡単なことをわかりづらく書く。これは伝統的な「▲国語の試験」問題。
第32問 Bランク →エを先に読めば選べるが、ア~ウももっともらしい。ここはツッコミ力次第。



■今日のまとめ■
筆者が今年、「経営」過去問のタテ解きにスタートし、いまだ連投するのは、

自分の知識の薄さを「国語の試験」のせいにして逃げる風潮への挑発。

その結論は「知識で戦え」。資格試験は出題⇔受験側が鎬を削り毎年難化するから、常に上位=本質サイドの位置取りが価値永続の大前提。ではまとめ。
・「経営」のCランク問題をなんとなく当てる力が短期合格センス=合理的推論。
・合理的推論は、ロジカルシンキング比で論理の飛躍が弱み、速度・軽快・機敏さが強み。
・Cランクをなんとなく当てる=最後の2択=正解を選ばずに、違和感ある方に×つける。
・自分の知識の薄さを「国語の試験」のせいにして逃げる試験ブログの今の風潮に挑発。
by ふうじん
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by dojonagoya | 2016-08-16 18:00 | 中小企業診断士試験

中小企業診断士一発合格道場からスピンアウトした6代目とその仲間たちのブログです。


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