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【第3コーナー】間違った勉強法(事例Ⅰ~Ⅲ)

勝ちに不思議の勝ちあり。
負けに不思議の負けなし。

今日のスタートは試験ブログの「あるある」。受験が長期化し、周囲と同じこと書く訓練が長引くと、思考の角が取れる。すると①思考が停止し ②他人と違うコト言うのを恐れ ③誰かの台詞を借りて自己陶酔冒頭名言のどこが過年度生の心に響くかを忖度し、2ヶ月合格のゲームが始まる。

※自己陶酔=(自分で考えたものでもないのに)自分の言葉や考えなどを素晴らしいものとして、自分自身に酔いしれること。 出典:四字熟語オンライン

冒頭の言はその代表例。「2次」に一度、二度落ち、その失敗の原因を探し改善する姿は美しい。だが彼らに「失敗の理由を挙げよ」と迫っても、のらりくらりとなかなか出てこない。

理由は簡単。「2次」は受験者の80%が不合格、つまり合格実力がある方を敢えて落とすことで成立。△不合格原因は自分になく×出題傾向との相性=くじ引き要素が主
※ノウハウ小遣い稼ぎサイドはここの反論に懸命。その様子を観察するのも一興。
※面倒だから先に書いちゃえ。「失敗の原因」は2つあり、1つは準備段階の失敗=
学習姿勢が受け身。もう1つが当日の失敗


■勉強法を間違うと~実力不足Bランク■

従来、初学スト生はBランク実力不足:Aランク合格実力=1:2程度。Aの中からスト合格。

折角11週あるのに、スト生の3人に1人は、合格実力不足Bランクで「2次」当日を迎える。

Bランク実力不足・・合格可能性5%未満
・80分以内に解けない
・何を聞かれたのかわからない
・何を書いたらいいかわからない
・ロケットダッシュ失敗=必要知識の不足
・過去問は一応解いてみた。
・講師の話が意味不明。2次終了後、「2次」対策を早期開始すべきと意味不明の抗議

要するに、学習姿勢が受け身=誰かに教えてもらえるはず。不合格率80%の試験で、カネ払うから合格させろは通用しない。

Aランク合格実力・・合格可能性20~50%
・80分の処理手順は決定
・何を聞かれたかわかる
・何を書けばいいかもわかる
・ロケットダッシュ成功=必要知識は充足
・過去問を写経や分析=題意はわかる
・講師が昔に話した意図を知る。あの話はこういう趣旨だったのか。

要するに当試験、合格実力に届いたその先が勝負所。では合格実力の先の「くじ引き」とは一体何か?その答え探しが、2ヶ月合格ゲームの中盤戦。


■初学スト生の間違った勉強法■

スト合格者は独学・通学問わず、「80分間の解答手順」からは入らない。

全員そうとは言わないが、初学スト生が2ヶ月で合格実力に仕上げてくる場合、
△解き方を教わるのでなく、
○出題傾向と回答パターンを先に知る。
※回答手順固めるのはその後。かつ試験直前での抜本的変更もしょっちゅう。
ここは図解で。
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なお、過年度生が「解き方を教わる学習」で数年かけて合格率20~50%なのは既知。そのやり方で2ヶ月合格するほど「2次」が甘い試験かどうかは自己責任。


■スト生のイカサマ学習法■

魚心あれば水心。

オススメ意図はないが、学習初期の進め方と同様、スト合格者の中盤~後半の手口にも共通点があるので2つ紹介。
①答案みせっこ法
・事例演習やセルフ模試後、「気の合う」学習仲間同士で答案コピーを交換し相互採点。良い解き方がある時は「互いに質問」。

○メリット
・自分に足りず、他人の良い点を吸収 (差額原価)
・当てる問題AB、悩む問題CD、捨て問Eを区別しやすい
・解説講義で自分が聞き漏らしたことを補える
・仲間の1人が合格実力に達すると、周囲を引き連れ実力急伸。


×デメリット
・初学スト生の中で、初期から合格答案を書ける人は稀
・他人の失敗や準備不足を見て安心する逆シナジー効果
・自分の解答や手法の正しさを主張することのタイムロス
・組織学習が見当違いの方向に進む、全滅リスク。

②全知識ドリル法
・「全知識」などの知識テキストを入手。事例演習の都度テキストに戻って確認したり、追加知識を書き込む学習スタイル。

○メリット
・「全知識」非掲載の、誰も書かない解答を作るリスクを回避
・都度テキストに戻り、知識の体系化や周辺知識をセットで覚える「辞書引き」効果
・何度も使う重要知識は長期記憶化。素早く引き出せ、使いやすい。
・毎年改定され、コスパも良い。


×デメリット
・受験校基本知識テキストとのカニバリ。
・試験当日は、自作ファイナルペーパーとどちらを使うかのカニバリ。
要するに、デメリットはほぼなし。


※蛇足ながら、筆者は受験時代に全知識は使ってない。マイノウハウのオススメに夢中か、他人の良い点の受け売りできるかは、セグメント・ターゲティングの違い。
※ノウハウオススメ=自分のやり方を自分より力が劣る者に押し付け
※他人の良い点の受け売り=自力で合格できる方に、もうひとつの選択肢を紹介


■今日のまとめ■
「1次」本試験から3週経過。「2次」対策は5週100hで合格実力に到達できるから、そろそろ「2次模試」「10月直前期」を睨み、一段上にギアチェンジ。

2ヶ月合格を目指す鍵は、「努力をするか否か」でなく「努力の方向が正しいか」「方向違いに気づいた時に修正できるか」。今の1日、1週をロスし、実力急伸する本試験直前に「あともう1週あれば」と嘆く破目にならないように。ではまとめ。
・過年度ブログの思考停止っぷりとは、他人の言葉を引用して自己陶酔。
・勉強法を間違うと、2次実力はBランク。これがスト生の3人に1人。
・2ヶ月合格には、△解き方を教わるより、○出題傾向+回答パターンを知る。
・スト生のイカサマ ①答案みせっこ法 ②全知識ドリル法のメリ・デメを紹介。
by ふうじん
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by dojonagoya | 2016-08-26 18:00 | 中小企業診断士試験

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by 中小企業診断士一発合格道場 6代目