事例Ⅰ | 事例Ⅱ | 事例Ⅲ | 事例Ⅳ | 総合 |
49 | 69 | 50 | 79 | 61.75 |
C | A | B | A | A(合格) |
この「
事実のひとつ」だけ見ると勘違いするが。「事例Ⅳ」は努力が報われる試験でもなければ、勝利の女神に微笑まれることも稀。悪いけど、
自分だけ、「Ⅳ」を他人より飛びぬけて得点する必勝法
など、世のどこにも存在しないのであしからず。昨年の
イケカコ5週シリーズは、従前の「何回転もして合格しました!」の間違いの訂正が狙いであり、オススメではない。
上記合格パターンはアリだが、「たまたまⅣが当たり」「たまたま合格」した結果に過ぎず、そのたまたまを目指すやり方が正しいか否かは自己責任。診断協会が「Ⅳ」荒稼ぎ合格を見過ごす気などないのは、昨年「Ⅳ」の易化をみれば忖度可能。
※悪口ではないが。従来「Ⅳ」を得意にスト合格する方が多かったのは、「Ⅳ」の加点もさながら、「Ⅳ」対策に時間をかけず、その分「Ⅰ~Ⅲ」で必要な対策を取ったから。
■間違った学習法■
従来の「財務」「Ⅳ」の学習指導、特に過年度向けのそれは間違いだらけ。
△毎日コツコツやる
△論点別にまとめられた問題集を買い、回転させて解き方を覚える。
△毎日コツコツ解き方を覚える学習法は、簿記で言えば2~3級に相当。周囲も皆間違ってるから気づかないが、「Ⅳ」が問うのは起きた事象をどの手法を適用して解決するかの眼力勝負。
一論点への深入りだけでなく、1日で問題集1冊を解き切る「どっぷり」的なアプローチがないと、なかなか壁を突破しない。
△
市販問題集の答えを覚えるやり方は、「周囲と同じ問題なら解ける力」までを保証。易化したH27と違いH28でもし出題側が「点差をつけたい」、受験側が「ここは取りたい」と思う所には、別の手口が必要。
■スト生のイカサマ学習法■
これ決してイカサマではないが、高得点者の解き方にはやはり共通点あり。今日は1つ紹介。
■解答時間見積り法
・「事例Ⅳ」出題を見たら、第1問経営分析15分、第3問NPV20分、・・第4問知識問題10分の如く、解答所要時間を割り付け。論点と難易度を頭に浮かべて問題を解き、時間オーバーになったら次に移る。
これは7年前に筆者が講義で教わり、実際に採用。本質は今もそう変わらないかと・・。
○メリット
・問題から難易度を予想することで、論点・解法・所要時間が頭に浮かぶ。
・特に解法が浮かぶと、計算条件も頭に浮かび、ダミー条件で迷う時間をカット。
・自分が解きやすい問題から着手できる。
・難問の罠を回避。時間オーバーで次の問題に移っても、部分点なら確保。
×デメリット
・問題から難易度を予想するには、「Ⅳ」合格実力到達が前提。
・経営分析は当たり前に満点取ることが前提。
■今日のまとめ■
連投シリーズの良い点は、文章短く言い足りない分、要点をつかみやすいこと。診断士試験、特に過年度生が犯しがちな、「問題集を回転し答えを覚える学習」ではⅣの新規出題に歯が立たないと周知徹底すると。
今年は間に合わないが、1次「財務」の教え方が変わり、
来年以降の「Ⅳ」の競争の質が更に高まる。
この後どこかで書くが、1次「財務」易化年の「事例Ⅳ」は一般に易化。今年は難化:易化=3:7位と予想するので、「Ⅳ」不得手の方は、周囲と同じ「問題集回転」に少し+αを入れ、今年で「2次」通過を目指したい。ではまとめ。
・「Ⅳ」荒稼ぎ合格は過去に例があるが、今後続く保証はなく、協会にその気もない。
・市販問題集を回転させ答えを覚えるやり方は、「Ⅳ」の勝負所には通用しない。
・「Ⅳ」高得点者に共通するやり方のひとつが、「解答時間見積り法」。
・受験校が従来の指導法の誤りを認めると、1次指導法が変わり、競争の質が向上。
by ふうじん
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