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【思考停止ワード集】ノウハウvs.センス編(後)

「君、F商事との契約は締結できるかね?」
「はいそれが、先方が海外出張中でして・・」
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和尚様がふと呈したこの疑問何がおかしいかさっぱりなのが、合格実力未達Bランク。だが周囲の合格実力Aランク生は互いに目配せしニヤニヤ。

あー、もう悔しいっ。

だがそこですぐ答えを聞かないのがスト合格者。悔しさバネに、「自分で」答え掴むと脳を刺激し長期記憶化=体得。同じミスは二度とやらない。

逆にそこスキップし、他人のノウハウ模倣でわかったつもり。「自ら」痛い目に遭わないから、同じ失態を何度も繰り返し。ドキッ。

当ブログ、「上から目線」の誹りを意に介さず、意外な所で訳知り顔。「自分」で何度も辛酸舐めた以上、努力実力を欠くノウハウ教えっこに一歩たりとも譲る気ないのであしからず。


■朝の続き■
さて話がそれた。当記事は朝の続きなので、振り返って思い出す。
朝のまとめ
・過去合格者が大好きなノウハウ合格は間違いかも?と仮定するのが合格センス。
・受験校+試験ブログの思考停止っぷりを観察。1~2年目位はセンスに賭ける。
・ブログ観察結果から、スト生は①読むセンスで差別化+③書くハウツーで標準化。
では合格実力到達に、ノウハウ・ハウツーのどこを真似して、どこを蹴飛ばす?

周囲と同質化する所=書くハウツーは標準化。
周囲と差別化する所=読むセンスは自力。

そこで③書くハウツー ①読むセンスを細かく見ていく。


■③書くハウツーで標準化■

誰にも読みやすく、点が入りやすい答案。 →目指す所はみな同じ。ここは非差別化。

合格レベル再現答案および相互採点の普及により、ここ数年で解答技術が急発展。

・市販再現答案本
・Web上での無料公開
・受験校による事例演習時の模範答案
・事例演習時の相互採点
・模試終了後の相互採点


合格レベルの再現答案を先に見れば、およそどう書くかはイメージできる。当試験がややこしいのは、周囲と同じ答案でないと加点しにくい=周囲より良い答案は失点しがち。実力多寡問わず皆が同じ答案目指すから、書くノウハウで差別化すると負け。その違いがわかってない。

周囲と同じ当たり前のハウツーを使い、
当たり前にやる。

ここをノウハウ(差別化できる)と語るようでは、合格センスが足りない。


■①読むセンスで差別化■

あの文章量を、一読ですっきり理解できるか?

初学スト生の疑問は、「あの文章量を80分でどうやって処理するのか?」次の2択から2ヶ月合格のゲームが始まる。
A:問題本文から読む
B:問題文を読んでから、問題本文を読む。
「情報」で学んだCPUの構造と同様、人間の脳もメインメモリ=同時処理できる情報量は制約あり。①問題文を読む→②問題本文の根拠を予想→③問題文で根拠を探す、で御名答。次に処理方法の2択。
A:80分間の解答プロセスを採用する。
B:80分で解ける所から解いてみる。
Aを選んで80分で間に合わず、また別プロセスを探し始めるから合格実力不足=来年またいらっしゃい。普通はBを選び、読む時間の短縮を目指す。ではどう短縮するか。
A:文章構造や選択肢に注目し、国語的に読む。(受け身)
B:問題文から根拠を予想する精度を高める。(攻め)
Aは過年度、Bは2ヶ月合格向き。ものすごく大事なこととして、選択肢Bを可能にするのは、

過去問分析+1次知識
(設問分析とも呼ぶ)
つまり、

・過去問5年分を解き終えると、事例ごとの出題傾向の特徴に気づく。
・過去問の問題順は、どうも「企業診断の実務手順」の順番らしい。
・問題(=実務手順)ごとの、論点・時制・要求タイプ・類推の有無・得点可能性を判断。
・1次知識+経験則を活かし、問題本文に書かれている根拠を問題別に予想。
・4:4:2の法則から、AB=取る問題、CD=最後の2択、E捨て問を判断し、解答着手。


こんなこと、受験校が当たり前に指導済。なのに当たり前をできる⇔できないの差はどこから?

一言でいえば、これ


■今日のまとめ■

当試験、痛い目にあって成長。痛い目から「自力で」修正して成功。

過去問をいつどう解こうと勝手。だが「1次」で過去問を先送りした痛い目をもう忘れた?ノウハウ頼みでラク覚えると、痛みや悔しさもスルー。

これ精神論根性論でなく、記憶を長期化する脳の仕組みの話。

不合格率80%の試験で来年の再挑戦時、炎の如きモチベーション!やら、最○まであ○ら○ない!!やらを外部調達する破目にならないように。ではまとめ。
・周囲がニヤニヤするなか自分はきょとん。この悔しさが後の成長バネ。
・③書くハウツーは、皆が同じ答案を目指す。ここは差別化しにくい。
・①読むセンスは、明確に2通り以上に分かれる。過年度生が嫌がる所で差別化。
・①読むセンスを磨くツールが過去問分析。過去問を解くタイミングが合否を左右。
by ふうじん
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by dojonagoya | 2016-08-31 18:00 | 中小企業診断士試験

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by 中小企業診断士一発合格道場 6代目