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当試験 ラスト2週の 真剣勝負 (5・7・5)

最後かつ本当のスタートライン
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当試験では、本試験直前2週が各馬一斉ラストスパート、つまり本当のスタートライン。

それは、実力馬Sランクはピーキングを意識し、ここからラストスパートに入るから。
また実力不足Bランクでも、試験当日までに合格実力に達すれば、合格の目があるから。

そして(過年度生の世界はいざ知らず)初学スト~2年目生の世界では、合格率とは1%ずつ連続的でなく、5%未満→20%→50%→80%の如く、不連続(ラジカル)に上がる。

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いったい何が起きるのか? それは合格率とは、作業ノウハウレベルでなく、考え方アプローチによりラジカル上昇(←それを起こすのがイノベーション)。そこで、合格実力到達後に知っておきたい考え方アプローチを3点紹介。


■①自分の手元より、周囲を見渡す■

競争試験の本質は、自分の答案でなく、周囲を見渡す。

それ答案をカンニングせよという意味でなく(当試験では仮に隣の方の答案が目に入っても、確率80%で間違ってるので役立たず)、周囲が何を考えているかに感づくセンス。残り2週間の真剣勝負ラストスパートで言えば、

2年目Sランク
→残り2週にやることは既定。予定したことを予定通りにやるだけ。

※※※ここまで、合格率50%以上※※※

ロケットダッシュスト生
→この3連休でセルフ模試。ここを本番にピーキングし、残り2週で安全回答目指し微調整。

2年目・過年度A~A'ランク
→合格実力は十分。
ただ隣の答案が気になり、実力以上の答案を目指しがち。
※Aランク=2年に1度、A'ランク=3年に1度なら合格の違いは、1次知識の駆使能力。

※※※ここまで、合格率20%以上※※※

その他スト生(五里霧中または分母)
→自分の「回答の型」を決めない限り、常にフルスイング、ブレブレ答案。


なお当試験では、解決策が根拠で直接示されることはまず無く、問題点の裏返しを解決策にすることが主。従い、これまでの鳴かず飛ばずがラスト2週合格圏内急浮上の仕組みとは、
周囲が続々合格実力に到達する中、
周囲と比較した自分の問題点に「自ら」気づき、
それを「自ら」修正するから
に他ならない。また講師や仲良し合格応援団に「教えてもらう」ものでもない。特にスト生においては、「問題を解こうとするからダメ」で「処理すれば良い」あたりが、浮上のきっかけ。


■②難易度予想力■

今年は「Ⅲ」が荒れる。根拠としてH26、H27が簡単(オーソドックス)過ぎた。

さて、合格率を20%→50%→80%とラジカルに高めるには、出題難易度予想が欠かせない。

良い記事があるのでこちらを参照

内容同意で、先に当てられた形。では当ブログらしく、グラフで図解。
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※「Ⅰ~Ⅲ」は前年比、「Ⅳ」のみ絶対値で評価

「Ⅰ」は、あれ以上類推だらけ=難しくされたら、本当に手も足も出ない。
「Ⅱ」は、当試験名物といえる好評・高完成度。試験委員が交代しない限り、同傾向。
「Ⅲ」は、あのままだとノウハウレベルで高得点。今年の荒れっぷりに要注目。
「Ⅳ」は、ここで点差つけたくないはず。横並び易問が本命、激ムズ突き抜けが対抗。

難易度予想=シナリオ・プランニングの際は、細かく場合分けするより、①標準シナリオを予想 ②最良・最悪を予想 ③するとほぼ全てが想定の範囲内、程度の手抜きでOK。

但し初学スト生は、「事例Ⅲ」対策だけは手抜かりなく。「Ⅲ」は「Ⅰ」「Ⅱ」と違う対応が求められ、仮にH26・27レベルの簡単(オーソドックス)な出題になると、2年目・過年度生と致命的な点差。入念な準備で最低でも互角以上を目指す。


■③逃げでも差しでもなく、自由自在■

作問者が期待する合格者像は、究極のオールラウンダー。

試験ブログが毎年さっぱり成長しない要因のひとつは、「ボクは事例Ⅰ」「あなたは事例Ⅳ」の如く、勝手に自分の得手不得手を決め、専門分化すること。当試験の本質が、

4事例で値動きの違う能力を試し、ブレの少ない粒揃いな合格者を選定

である以上、本質に反することを、やればやるほど逆効果(=出題者の逆鱗)。そういえば、得意を伸ばすより不得手を潰すのが試験対策の王道たるのも当たり前。

また今年は「追う」立場のスト生が、来年は一転「追われる」立場。「ボクは先行型」「あなたは追い込み型」の如く、自他で決めつけてしまうのもよろしくない。


■今日のまとめ■
初学スト、2年目Sを問わず、この3連休で1~2回はセルフ模試実施済の方が多数。そこを「本番」と捉え、計数回のセルフ模試をこなすと、本番4事例など大したことない。そういえば当試験、「組織変革」「組織学習」が題意のひとつ。学習仲間が続々合格実力に達する中、

ラスト2週の「組織学習」の質次第で、合否が決まる

と仮説を立てるのは痛快。ではまとめ。
・ラスト2週が本当の勝負。20%→50%→80%と合格率がラジカルに上昇。
・自分の答案より周囲を見渡す。周囲が何やっているかの事前カンニングは公認
・2年目S、初学スト生は、「Ⅳ」で安定加点可能。初学スト生は弱点「Ⅲ」を克服
・当試験の回答要求は、全分野オールラウンダー。自分の得手不得手を勝手に決めない
byふうじん
当試験 ラスト2週の 真剣勝負 (5・7・5)

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by dojonagoya | 2016-10-11 05:02 | 中小企業診断士試験

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