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【もしかして千載一遇】全員最後のラッキーチャンス

「1次」出題済知識以外は書かない
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※千載一遇 出典:故事ことわざ辞典
滅多に訪れそうもないよい機会。二度と来ないかもしれないほど恵まれた状態。

え、そんなの当たり前じゃなくね?いやところが。合格実力を備え、心静かに事例や模範解答の写経をしてみると。

・本試験事例は、間違いなく「1次」出題済知識のみで解答できるよう、作問。
・ただし80分では当てさせじと、迷彩・ひっかけ・フリテン・単騎待ちまで多種多彩。
・結果、受験校模範解答ですら、作問者の期待外のヘンな知識解答あり。

ただ後講釈なら誰でもできる。「2次」直後の短時間で作る模範解答より、後出しで数社分見比べる方が「出題側が用意した回答」に近いのは当たり前。でも「1次」未出題のナゾの知識フレームや一般論を「模範解答」として出版したり、Webに上げっぱなしはまずくないかい?

我が校講師陣渾身の今年の模範解答はこれです!より、
(仮説思考で)誤りは正す方が、試験の質向上に資すと思うけど。

※従い当試験は「仮説思考」の点で、紙の出版物よりWebの優位が不動。


■具体例と仮説■

昨日の記事、H27事例Ⅲから具体例をひとつ。

具体例として、第1問(設問3)の解答要求「自動車部品の受注獲得、短納期対応への改善策」に対し、受験校2校の模範解答が割れた。

O社
一般的に、自動車業界で要求される短納期に対応するためには、①生産方式を後工程引取方式に改善し、②レイアウトをフローショップ(多工程持ち)に改善する。そのために、③従業員を多能工へ育成する必要がある。

A社
改善策は、①散在する仕掛品置き場を整備することで安全にフォークリフトで製品の移動を行うこと、②多台持ちの機械加工工程の作業員の設備間移動をスムーズに行えるよう設備レイアウトの改善を行うこと、である。

※受験校解答を批評する意図はございません。引用不適切であれば削除いたします。

この時、どちらの解答が「点が入りやすいか」。試験上、「事例企業の現状を無視したナイスアイデアが実は正解でした!」なんて噂は聞かない。さらに受験技術的には、

ボーダーラインの合否を分ける言いがかりをつけるため数千枚を嫌々採点してるのに、
数百枚に1枚キラリ現れるステキなナイスアイデアなど読む気すら起きない。

・・ぐらいは忖度。するとこんな合格仮説が浮上。

仮説:難解、意味不明な設問の処理手順(案)
①まずオウム返しで、答えたフリ。
1次知識の「切り口」で解答構成要素を出す。例)QCD、STP、組織行動論
③問題本文の使えそうな根拠を探し、コピペでマス目を埋める。
④使えそうな根拠すらない場合、やむを得ず1次知識で埋める。
⑤万に一つも、1次未出題知識やマイ業界専門知識に配点はない。

こんな処理手順などどうでも良くって。本当に恐ろしいのは、

受験が長期化するにつれ、受験校演習で得た「1次」未出題知識をつい書いてない?


■全員最後のラッキーチャンス■

仮説:ミライの「2次」対策では、稀少知識は増やさず「捨てる」。

受験校の「2次」模範解答を写経すると、オヤ?と思うようなナゾの知識フレームや一般論が散在。

「他の誰も知らない1次未出題知識」が当試験の正解とは、到底思えないケド?

過去問集でこうだから、巷の受験校事例演習に「1次未出題のインチキ知識」がどれほど混入済か、想像するだけでも恐ろしい。それを「採点者は知ってるはず」「これを書けば+5点」の色と欲に負けて書いちゃう不合格者が年何人いるかは、もはや想像すら不能。

さて今日の千載一遇、「全員最後のラッキーチャンス」とは?いま幸いほとんどの方の手元にファイナルペーパーがあるはず。

そこから「1次未出題知識」を
削除してはいかがでしょう?

排除の仕方(例)
・せっかく「全知識」という業界標準デファクトスタンダードがあるのだから、今からでも一冊買ってきて、マイファイナルペーパーと比較。
・マイファイナルペーパーにあり、「全知識」にないもの=余分知識。

最後に解りやすく言い換え。

「今年も不合格」の最大要因は、「他人より良い答案を書きたい」=色と欲から邪心。


■補足:邪心の逆が「諦観」■

最後まで諦めが悪い方こそ、むしろ諦めてみては?

それは試験を途中で投げ出せという意味でなく。みんな大好き「最後まであきらめない!」とは、不安や緊張だらけの自分を落ち着けるオマジナイに過ぎない。なぜ2年3年やって今頃緊張?という疑問はさておき。純和製国産100%たる当試験では、「写経」や「開眼」=仏の教えが役立つ場面がままある。そこで、

単に諦めが悪い周囲を横目に、いっそ諦観=開き直って本質。
諦観 出典:weblio辞書
①全体を見通して、事の本質を見極めること。「時代を-する」
②悟りあきらめること。超然とした態度をとること。
「諦観」を当試験に置き換えると、上から見ること

回答手順
回答要素
読む工夫

この境地に「石の上に三年」でなく「1~2ヵ月」で達するのが、一発逆転スト合格の痛快さ。


■今日のまとめ■
こんな記事を連日書くと、「試験直前のこの時期に受験生を惑わす様な行為はけしからん」と憤る筋の姿が目に浮かぶ。でも当試験、「試験直前2週は全員がラストスパート、ピーキング中」。すなわち本試験は既に始まっている。

今更ブログ記事1つで惑う様では、本試験の揺さぶりに耐えるべくもないけど。ではまとめ。
・「1次未出題知識は書かない」前提で受験校解答を採点すると、何かに気付く。
・複数受験校の答案を採点すると、答えが揃う易問、割れる難問の見極めセンスUP。
・諦観=事の本質の見極め。それつまり、「他人より良い答案を書く」ことを諦める。
・事実上、本試験は既に始まっている。でも試験前日までなら内部失敗コスト
byふうじん
当試験 ラスト2週の 真剣勝負 (5・7・5)

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by dojonagoya | 2016-10-15 05:10 | 中小企業診断士試験

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