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【財務・会計】スピテキ斜め読み#7 CF計算書

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「ボク達が受験生を応援します!」は過去。読み手が「応援したい」ブログを選ぶミライが始まる

青菜・ナメクジに塩。
過年度生にCF。
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当試験の出題側から見て、受験側への嫌がらせ・目くらまし・戦意喪失させる思考麻痺の呪文が「キャッシュフロー」。だから自称先輩過年度合格者の誰に聞いても、

キャッシュフローはとっても大事!ボクのオススメをお伝えしましょうか?

いえそれ結構ですから。

オススメにツッコミドリル
・そもそも、「正味CF」⇔「CF計算書」をごっちゃにしてないか?
・#3「正味CF」は重要Sランク。企業の成長=設備投資の経済性計算に欠かせない。
・#7「CF計算書」は出題頻度Bランク。ルールに従い作るもので、自己流ノウハウ持込禁止。

ここ数年、お子様ブログの自己流CF計算書ネタ乱発が目に余る。その背景は数年ごしの誤った学習で辛酸を舐め、その辛酸を他人に経験させたい認知不協和。いえそれ結構ですから。


■数年ごしの辛酸~CFが苦手になるには■

7/15に「CF計算書は5年ぶりに出題されるか?」と書いたらホントに出た。

この時、当てたコトと外したコトが1つずつ。
○当てたコト
2次「事例Ⅳ」で、H23以来5年ぶりにCF計算書が出題
合格仮説:「5年に1度出題の法則」
~受験生が一般にカバーする過去問5年分以内から出題しないと、「知ってる知らない」の実力外で点差が開く。従い、今後出題したい知識は5年に1度は出しておくのが出題セオリー。すると次の出題はまた5年後のH33が濃厚。
×外したコト
キャッシュフロー計算書が出題されると、20点以上の点差がつく
合格仮説:「CF計算書は出題したいが、点差はつけたくない」
~H28第1問はCF計算書を問うが、営業+投資+財務CFの三位一体でなく、5分で解ける簡単な営業CFを出題。この場合、簿記「精算表」よろしく、解ける部分点を当てれば良く、営業CF計は捨ててOK。
つまり、試験慣れすると出題傾向こそ予想できる。しかし複雑系の企業会計実務は千変万化、出題パターン全てを予想はできない。ここで過年度化する方の学習傾向は、

問題集を解き、(理論そっちのけで)解答パターンを覚えることに終始。

すると易問こそ解けるが、少し捻りが入ると手も足も出ない。その解決法がなくはないが、他人に教わるものではなく、自分で探す。ではCF計算書のどこがどう面倒くさいか身構えながら、スピテキ斜め読み開始。


■重要度ミシュラン~#7日目■

論点評価H27
要復習
問題
#79CF計算書 作成プロセスCF計算書の具体例★☆☆
直接法によるCF計算書作成☆☆☆
間接法によるCF計算書作成★★☆(9)理

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第9章 キャッシュフロー計算書
❶CF計算書の具体例S
❷直接法によるCF計算書の作成
1営業活動によるCF
1営業収入S
2原材料又は商品の仕入れによる支出A
3人件費の支出とその他の営業支出A
4その他の取引によるCF(小計以下の調整A
2投資活動によるCFA
3財務活動によるCFA
❸間接法によるCF計算書の作成S

. .

■本題:一言メモ例~#7日目■

テキストは頭から順に読む。復習時は大事な所から飛ばし読む。

そこで当メモは、全ての論点順でなく、S→A→B→Cの順にまとめて掲載。

Sがなぜ重要・頻出か。B・C論点とは何者か?

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□S論点 頻出+理解=2次論点□

S論点とは「2次」でも問われる、つまり理解して使いこなす知識。しょっちゅう出てきて自然に覚え、覚えた後から理解に進む。

❶CF計算書の具体例
→CF計算書は財務四表の1つであり、所定の書式がある。だが書式を暗記する必要はなく、出題範囲の95%が営業CFで、残り5%が固定資産(減価償却+期中売却の処理)。難しく考えず、スピテキ先生、スピ問先生の指導通り、コツコツ解答、暗記でOK。

1営業収入
→CF計算書では、営業CFが最重要。その中で営業収入の考え方が最重要。試験対策上、実務上ともに直接法の計算出題は出ない(出ても解かなくて良い)ので、ここは気をラクにして考え方を概観。

❸間接法によるCF計算書の作成
→経理の実務はこちら。当期PLとBSの期首期末増減から営業CFを作るのが経理の腕の見せ所。そんなことはどうでも良いので、試験と割り切り解答パターンをコツコツ覚える。

※CF計算書はSランクでも扱いはこの程度。他人が出来るレベルをやる。受験上ここで稼ぐのは任意であり、深くやりたきゃ簿記1級。

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□A論点~頻出+暗記□

A論点とは、1次「財務」で問われるが「事例Ⅳ」では使わない知識。問題を解き直し、答え方を思い出せればそれで良し。

2原材料又は商品の仕入れによる支出
3人件費の支出とその他の営業支出
→営業収入と同じ考えを、仕入(原価)、人件費(販管費)にするとどうなるか。この論点を暗記するか、簿記知識を応用して通りすぎるかは、合格センスの差として意外に大事。

4その他の取引によるCF(小計以下の調整)
→「営業CF」は、投資CF・財務CFに含まない雑多ものを一手に引き受ける男気。でも出ない。

2投資活動によるCF
→試験上は、固定資産の期中取得・売却した時にBOX図で処理する解法パターンを体得。実務上は、投資有価証券・貸付金もここに含むが、試験に出ないので考えない。

3財務活動によるCF
→試験上は、長短資金を無制限に借りてしまうので、論点にならない。実務上は、株式・社債を発行する華やかな仕事だが、それはコーポレートファイナンスで扱うので、CF計算書としては出題しない。

※CF計算書はおカネを扱う。つまり企業活動の全てをここで扱う。真面目にやればいくらでも面白くなるが、今は試験合格を優先し、そこには深入りしない。

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□B論点~理解論点□

B論点とは主に基礎知識。1次「財務」でもあまり問われず、「事例Ⅳ」には出てこない。過去問題数が少ないので、講義で何を言っていたか理解メモを残さないと、得点にならない。

該当なし

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□C論点~おまけ論点□

C論点とは、過去出題があったため営業上収録されたり、逆に項目として存在するが「財務」「Ⅳ」では出題されない知識。追い掛けたらキリがないので、過去問で出た所だけ押さえる。

該当なし

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■今日のまとめ■

さて、当記事読んだ初学スト生がオヤ?と気づくのは、

難関論点の割に、一口メモの文章量がやけに少ない。

それはCF計算書とは、財務諸表作成手順の一つにすぎず、あれこれ議論するものではないから。そして#6~9簿記論点で右往左往する過年度生を横目に、本来の重要度はS~Aだけど、

5年に1度しか出ない難関B論点なら、一旦「捨て」じゃね?

とあっさり割り切るのも短期合格センス。ではまとめ。

・「ボクのCF」を切々と語る先輩合格者に、「正味CF」⇔「CF計算書の違いは?」と訊いてみる。
・CF計算書あたりの簿記論点出題は多種多様。解き方を覚える学習では確実に苦手化。
・CF計算書論点は、理論・理屈よりまず問題を解く。理論は出ないし、出ても捨て。
・捨て論点⇔拾う論点を見極める眼力が、合格所要年数差。
byふうじん
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by dojonagoya | 2016-11-23 05:52 | 中小企業診断士試験

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