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【財務おまけ】意思決定会計の苦手化

朝イチでクリック(投票)→ランクUP→1次記事に注目→競争原理で質向上。今年一杯実験中。


「ボク達が受験生を応援します!」は過去。読み手が「応援したい」ブログを選ぶミライが始まる


(予定)来年はスト合格の当たり年
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経産省が旗振りする副業解禁の時代を控え、当試験の人気急上昇は確約、ミライはバラ色。また本来の定員1,000人→2016合格者842人(欠員158)であると、当初の予定を1年早め、

2017年はスト合格の当たり年(1,200名合格)

が急浮上。その仮説の根拠が、受験/合格者数の時系列推移
  • 「2次」合格者数の黄金比(診断協会の想定定員)=1,000人っぽい。
  • 前年合格数が1,000を割ると、翌年反動増の実績あり(2012、2014)。
  • さらに、「1次」受験20,000人→「2次」受験5,000人(→合格1,000人)も黄金比。
  • すると経験則上、2017「1次」は3,500人合格が必要。難易度を前年比緩和。
  • これも経験則(合格率20%の法則)により、2012年並み1,200人合格は射程内。
でもちょっと待て。診断協会が何度か試す「合格定員1,200人」が長続きしないのは、

合格者数を増やすと筋が悪くなるジレンマ

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そこで、「合格定員1,200人の時代」を後押しするため、「筋の悪さ」を受験側から情報開示。


■観察:診断士十大がっかり■

期待不一致モデル=過度な期待を抱くとがっかり。

既に知られた通り、当試験はくじ引き。だから合格実力者を多数不合格にする傍ら、「最後まであきらめなかった」実力低位者が混在し、

合格後の世界は素晴らしい!空の色が違って見える!早くこちらにおいでよ!

と無邪気なブログ投稿が横行。高実力不合格者の不興を買うのも知られた通り。そこで「診断士十大がっかり」を受験側から開示し、以下一石二鳥を狙う。
診断士十大がっかり
<合格ソーシャル編>
①当試験 合格さえすりゃ 言い放題(5・7・5)
②合格実力到達後、合格待機に1年間。するとノウハウ競って暇つぶし。
③診断ポイント獲得互助会。または受験生相手の勉強会。
④他に診断士ソーシャル=マラソン、旅行、グルメにコンパと事ある度に群れる。
<受験支援ブログ編>
⑤「2次」対策の癖で、周囲と同じことさえ言えば安心。思考の角が取れ頭がツルツル。
⑥ブログの文章に品が無い。絵文字や「!」を多用し、読み手の思考停止+優良誤認狙い。
※品がない:言い回しが軽い、ネットスラングの多用、他者発言の引用ばかりで知性がないが、自分が合格したことだけを根拠にやけに強気。教養の欠片も感じないのは、学生時代の過ごし方の悪さ故と思しく、「こんな奴が合格?」と周囲が嘆息。
⑦後輩受験生へのノウハウオススメに熱心。ボクのお陰で合格と自称先輩診断士。
⑧合言葉は、合格するまであきらめない/あきらめさせない。
⑨つながっていたい+承認欲=お揃いのTシャツで受験生支援。
⑩会計ルールの世界に「ノウハウ」を持ち込み、他士業から嫌な顔。
※この指摘を、「単なる悪口」⇔「自らの成長機会」のどちらに捉えるかは人それぞれ。診断士一人ひとりは有能・意欲があるのに、集団になると力を発揮しない合成の誤謬をどう捉えるかのセンスの問題。
十大がっかりの期待効果~一石二鳥
A:「どんな筋の悪さがあるか」を出題側が知り、ノウハウ合格阻止すべく出題傾向変化。
B:1年間、高速・高得点で駆け抜けたスト合格者の、質感の違いによるがっかり防止。
今日は、「財務」10コマの締めとして、上記⑩に注目。出題側は「ノウハウ合格」を嫌がるが、合格待機期間1年のヒマつぶしには「ノウハウ化」がベストであって、出題側にも責任の一端。そこで

「ノウハウ化」=問題集の答えを覚えていく学習のデメリット

を、ルールが明確で議論が割れない「財務」「事例Ⅳ」の例で検証。

さてこの後コピペ開始。ルール厳格な会計の世界では、(傷を舐めあう診断士と違い)互いの厳しい品質チェック(Review、職業的懐疑心)が当たり前。少々息苦しいからここで一息。




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原価計算・管理会計を苦手とする
会計士・日商簿記1級受験生は多い。
※当記事では、「原価計算・管理会計」を「意思決定会計」と読み替えて表示。

意思決定会計(原価計算→CVP分析→NPV計算)に、もし苦手意識があっても、「会計士受験生でも苦手」と知って一安心。だが弱みを強みに変えてこそ診断士。その糸口は、当記事のような怪しげなブログでなく、出自のはっきりした文献で。

意思決定会計を皆が苦手にするのは、教え方が悪いから。



■文献コピペ~意思決定会計がなぜ苦手?■
原価計算・管理会計を苦手とする会計士・日商簿記1級受験生は多い。

原価計算論点を苦手とする受験生から話を聞くと、テキストの例題や解いたことのある問題集でわからない問題はほとんどないが、初見の問題に出会ったときにはうまく対応できないという。また、管理会計論点を苦手とする受験生から話を聞くと、暗記した通りに出題されないため対応できないという。

このような感想を持つ受験生が、新しい問題を求め、新しい教材をひたすらに集めようとするのをこれまでに何人も見てきている。しかし、どんなに教材を増やしても、それと同じ問題が出題されることはあまり多くないため、本番では点数につながらないことが多いと思っている。

新しい問題に触れることで、その問題のパターンを押さえる、知識を増やすという学習は、出題可能性の低い部分の知識を増やしているだけである。そのパターンに合致した場合はうまくいくが、往々にして、そうはならないだろう。それは、財務会計で取り扱う論点のパターンに比べて、管理会計で取り扱う論点のパターンが膨大なため、すべてに対処することは不可能であるからである。

もちろん、本試験問題は過去問と同じではないにしても、過去問を意識して作成される以上、過去問の出題パターンに慣れておくことは重要である。しかし、それ以外の出題パターンに慣れる必要はない。

原価計算・管理会計における苦手を克服するためには、基本的な部分へのアプローチが必要だということを認識する必要がある。それは、計算手法をしっかりと押さえ、それらを組み合わせ使用できるようになることであったり、基本的な知識を拡張させて応用的な理論に答えられるようになることであったりする。

【原文要旨】
・初見の問題にうまく対応できないことが、当論点を苦手とする原因。
・すると新しい問題集を使い解法パターンを増やそうとする。だがその出題可能性は低く、結果として不要な知識ばかり増やしがち。
・それは、財務会計に比し意思決定会計で扱う論点のパターンが多様なため。
・過去問の出題パターンに慣れたら、基本的な部分への再アプローチが必要。
・つまり、基本の解法を組み合わせたり、基本知識を応用して解く力。



■問題点の深堀~診断士「財務」講座の欠点■

診断士受験生が毎年「事例Ⅳ」でやられっ放しなのは、教え方が悪いから。

ここからは筆者の見解。当シリーズの執筆意図は、

簿記2級をすっ飛ばし、「事例Ⅳ」の出題変化に右往左往するのは何かヘン。
(簿記2級=基礎、知識の氷山。事例Ⅳ=応用、氷山の一角)

だが氷山といっても簿記2級=所要2か月200h、工業簿記に限れば1か月100h。それなのに、

A:簿記2級→診断士受験の順だと、1年以内に「財務」を得意化
B:診断士受験→不合格後の簿記2級だと、どうも効果がはっきりしない


従来A⇔Bの違いの答えがなかったが、当連投シリーズで仮説に到達。

A:基礎(仕訳と原価計算)→応用の順に学ぶと、理屈で理解。
B:応用→基礎の順に学ぶと、知識が邪魔して理屈が頭に入らない。


診断士対策は、問題集の回転で答え(解法)を覚えるスタイルが基本。だが「財務」でそれをやると既存の問題(B)こそ解けるが、応用出題(C)にからっきし。「事例Ⅳ」でこの状態はキツイ。

診断士「財務」講座の欠点は、(講義⇔計算演習の反復で理論をじっくり教える簿記に対し)150分講義で知識ばかりを一気に伝え、あとは「毎日コツコツやってください!」で済ませてしまうリスク。受験1年目はそれで良いが、2年目・3年目がそれでは疑問。


■ではどうするか■

問題点が分かれば、解決は容易。

解決策を順不同で列挙。自分にあうものを「自分で」選ぶ。
①関連する1次「財務」の苦手論点だけは徹底的につぶす。
②過去問を確実に押さえ、他人並みの点数は確保。
③問題集を買い求め、さらに回転学習ww
④「事例Ⅳ」指導実績、力量のある講師に教えを乞う。
⑤「事例Ⅳ」過去問、演習事例を束にし、出題意図を「自分で」整理。
⑥今から簿記2級に手を出す ←非推奨
⑦イケカコ ←2年目生以上は可。スト生が手を出す余裕は原則なし。
ざっと挙げるとこの程度。例えば①②はやりたい、③はやっても良い。⑦は「原則ない」だけで抜け道あり(後日紹介)。ここで鍵になる考えは、「合格する方法を探す」のでなく、「今起きている問題の原因は何か」を先に特定すること。それを抜きには、「事例Ⅳ」だけでなく「Ⅰ~Ⅲ」まで全てドボン。ではまとめ。
・2017年はスト合格の当たり年。自分の「財務」力をチェックし、合格所要年数を見積もる。
・「診断士十大がっかり」の一つが、会計ルールの世界に「ノウハウ」を持ち込む残念っぷり
・意思決定会計は解法パターンの数でなく、解法の組み合わせや適用力を問う。
・診断士対策の十八番「問題集回転で解法暗記」は、当論点には通用せず、むしろマイナス。
by ふうじん
今やれ すぐやれ 早くやれ



by dojonagoya | 2016-12-11 05:20 | 中小企業診断士試験

中小企業診断士一発合格道場からスピンアウトした6代目とその仲間たちのブログです。


by 中小企業診断士一発合格道場 6代目