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「ボク達が受験生を応援します!」は過去。読み手が「応援したい」ブログを選ぶミライが始まる
「2次」に合格する方法を教えてください。
筆者が受験相談・指導することなどまずないけれど、もしそう聞かれたら、こう。
「2次」の本質は「聞かれたことに答えること」であり、ノウハウ方法論は付随です。
あえて方法論にすると、①傾聴力 ②読み書き国語能力のいずれかを磨くことです。
え、「そんな抽象論でなく具体的なことを書け」ですって?コホン、それでは。
合格する方法を知りたい時、最初に読むのは「合格体験記」。
なぜ合格体験記なのか?
- 体験記とは合格直後=試験直後の率直な実感を簡潔に示す。
- (逆に過年度ブログ化するほど)脚色・誇張・自慢・主張が増える。
- テンプレにより客観⇔主観を切り分け、必要情報の横比較が可能。
- 体験記+再現答案+開示点数により、合格モデルが更に精緻化。
するとどうなるか?
- スト合格者とは、①独学短時間型 ②通学1,000時間型の主に2通り。
- 多年度ではなく、③2年目合格 ④過年度合格に分けないと不適切。
- ①②が短期間、③が1年かけてすることの中に「2次の本質」がある。
- ④の暇つぶし(解き方覚える・余計な知識増・答案研究・財務コツコツ)を合格ノウハウとして珍重するか否か位は、自己判断で自己責任。
そして合格する方法を知りたい時、次に読むのは「再現答案+開示点数」。
その「読み書き国語能力」の話は明日。「傾聴力」に話を戻すと、
自分の主張ばかりする奴は落ちる。
■検証:自分の主張ばかりする奴は落ちる■
仮説:経営者が診断士に相談するのは、「教えて欲しい」より「考え方を整理したい」。
顕著な例として、「事例Ⅰ」A社長とは、
- 「診断士先生様、教えてください」なんて意図はなく、
- 「私が何を言いたいかキミにわかるかな?」位の上から目線。
そこに気付くのに2年も3年もかかるのは、遅すぎないかい?
そこで、最新合格体験記の使い方を少し紹介。体験記は一人分をタテに読むより、数人分まとめてヨコに読む。あるいは自分で表を作って把握。
①独学短時間型
・「1次」講義をパスし、問題集重視に力点おいて時間短縮。
・「2次」講義もパスし、再現答案を先に見て、作り方を自分で考える。
②通学1,000時間型
・「1次」講義は、知識や点数UPより、「講師がどう話すか」に注目して傾聴。
・サブノート、受験ブログなど「自分の考えを文章化」する訓練が、「2次」対策を兼ねる。
・長期記憶&体系化した知識+傾聴力+読み書き国語能力に秀でるのがスト合格者。
客観と主観、事実と仮説は分ける。ついでに勝ち方が真逆だから、短期合格⇔過年度合格も分ける。すると過年度合格者ご自慢の合格ノウハウが、受験初年度に本当に必要か否か位は判断できる。
- 模試を本番として420点クリアを目指す方
- 420点越えたけど、本番にまだ不安がある方
- 模試350点=平均50点に終わった方
をセグメントすることなく、「全ての受験生の皆さん(←苦節幾年合格するとこう強気)」に対し、
1次模試は平均50~59点がちょうど良いのです!
と意味不明な主張。「何がどうちょうど良いのか」読み取れないし、そもそも文章に品がない。
要するに、受験生支援と称しすり寄ってくる連中は、自己実現・自己成長に向け「自力で合格したい」方には迷惑な存在。でもそれを否定する必要はなくって。
- 「お前と一緒にするな」と蹴っ飛ばし、
- 使える所は親でも使い、
- 試験に何度も落ちる理由を観察して反面教師。
それでは過去問タテ解き開始に先立ち、一呼吸。
■今日のタテ解き■
一口に「品質」と問われたら、QC品質管理⇔QA品質保証に分けて考える。
その詳細はコピペ元記事を参照。そして診断士試験で問われるのは以下グラフの通りQC。
<QC>
TQM →H23第13問(E)、H25第13問(D)、H26第13問(C)
設計品質 →H23第7問(C)、H25第5問(B)
QC・新QC7つ道具 →H23第12問(B)、H24第12問(D)、H25第12問(C)、H27第12問(C)
<QA>
HACCP・関連法規制 →H23第20問(B)、第21問(B)、H27第22問(D)
<M設備>
保全活動 →H23第18問(E)、H25第19問(D)、H26第19問(D)、H27第18問(B)
信頼性設計 →H24第4問(B)、第17問(A)、H26第4問(B)、第18問(D)
<E環境・廃棄物>
→H24第20問(B)、H25第21問(E)、H26第21問(D)、H27第21問(B)
※H24第18問(設備投資の経済性計算)は解かないでOK。
■TQM、設計品質■
H26第13問 Cランク
TQM(総合的品質管理)の活動要素は、次の3つに大別される。
① 新製品開発管理・プロセス保証 ←(筆者注)顧客向けの新開発
② 方針管理・小集団改善活動・品質管理教育 ←社内の改善
③ 標準化・日常管理 ←社内の日常業務
TQMの手法と関連性の強い活動要素の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
△ア QC七つ道具 - ③ 標準化・日常管理
○イ 改善の手順 - ② 方針管理・小集団改善活動・品質管理教育
×ウ 品質機能展開 - ② 方針管理・小集団改善活動・品質管理教育
×エ プロセスフローチャート - ① 新製品開発管理・プロセス保証関当問、筆者は事前知識がなく見知ったアを選んでドボン。そこで過去問解説を読み、問題文に赤字で注を入れてみた。そう考えると、「QC7つ道具」は②社内の改善のツールで、確かに間違い。イは・・、ウは・・とやれば正解には到達。TQMまで手が回らない受験生が多いと想像すると、今年はもう少し分かりやすい出題形式を期待。
H25第5問 Bランク
設計・製造段階における品質に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 製造品質は、製造段階で責任を持つべき品質であり、「ねらいの品質」と呼ばれている。
×イ 設計品質は、品質特性に対する品質目標であり、「できばえの品質」と呼ばれている。
○ウ 代用特性は、品質特性を直接測定することが困難な場合に、その代わりとして用いられる特性である。
△エ 品質特性は、顧客の要求をそのまま表現した特性であり、製品価格もその1つである。当問は、設計品質(ねらいの品質)・製造品質(できばえの品質)を問う、テキストレベルの良問。ここは敢えて知識でなく、テクニカルに解いてみる。
- アイは、良くある入替え。これは落とせる。
- エの「そのまま表現した・・」は何かクサいから落とす。
すると正解選択肢ウは知識がなくても選べ、かつアイエの誤りにツッコミ入れて知識が増える。やはり良問。
■QC・新QC7つ道具■
H23第12問 Bランク
品質管理におけるQC手法と分析内容の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
△ア 管理図 - 不良の発生が慢性的か、突発的かなどを吟味する。
×イ 散布図 - 問題となっている不良を現象や原因で分類し、整理する。
×ウ パレート図 - ある製品の品質特性値の分布を知るため、特性値を記録する。
×エ ヒストグラム - 問題とする特性とそれに影響すると思われる要因との関係を整理する。筆者は、QC7つ道具は何だったかな・・?状態で解き、イウエが自分のイメージと違うので
消去法でアを選んで正解。実際は
QC7つ道具の名称・役目を暗記して真面目に解く。
イウエは定番の主語入替え。なお過去問は1問で4つの知識を問えるから、数問回して問題集INPUTでも効果的。
H27第12問 Cランク
新QC7つ道具に関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 2つの事象を行と列に設定し、交差するところに存在する情報を記号化してデータの傾向をつかむために、マトリックス図法を用いた。
×イ 効果的な日程管理を行うために、PDPC法を用いた。
×ウ 目標達成プロセスの過程で想定外の問題が生じたとき、できるだけ早く目標に向かって軌道修正するために、連関図法を用いた。
×エ 問題の因果関係を明らかにすることで、問題の原因の絞り込み、問題解決の手がかりの発見、問題の本質的な原因の発見に役立てるために、系統図法を用いた。QCに比べ新QCは出番少なく、普段使い慣れないから正答率が下がる。出題パターン的には今年は出そうにないので、時間なけえばパス、余裕あれば暗記で。
■HACCP・関連法規制■
→HACCPは品質保証QAの手順。上記理由で診断士試験上の重要性は低く、パス。
■保全活動■
H26第19問 Dランク
設備総合効率の算出に必要なデータの組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
×ア 加工数量、基準サイクルタイム、負荷時間
○イ 加工数量、基準サイクルタイム、良品数量
×ウ 加工数量、負荷時間、良品数量
×エ 基準サイクルタイム、負荷時間、良品数量関テキストで教わる設備総合効率=時間稼働率×性能稼働率×良品率。つまりどれくらい実際動く×そのうち実際使う×良品率で設備のパフォーマンスを測る。当問はその分母・分子まで問うので難問Dランクだが、良問。良問Dランクはよく再出題されるので、間違えた人はしっかり復習。
H27第18問 Bランク
保全活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 改良保全は、設備故障の発生から修復までの時間を短縮する活動である。
×イ 保全活動は、予防保全、改良保全、保全予防の3つに分けられる。
○ウ 保全予防は、設備の計画・設計段階から、過去の保全実績等の情報を用いて不良や故障に関する事項を予測し、これらを排除するための対策を織り込む活動である。
×エ 予防保全は、定期保全と集中保全の2つに分けられる。保全活動は、IE同様まぎらわしい漢字2文字のひっかけなので、暗記しないと取れない。だが毎年1マーク出るので、後1マークが欲しい人はここをしっかり丸暗記。
■信頼性設計■
H24第4問 Bランク
信頼性設計におけるフェイルセーフに関する記述として、最も適切なものはどれか。
○ア 機械加工中の刃の磨耗が限度を超えると、自動的に機械が停止するようにする。
×イ ネジの取り付け本数をセンサーで検出し、作業者の取り付けた本数が不足している場合に警報が鳴るようにする。
×ウ 部品の形状を非対称にしておき、反対向きに取り付け作業ができないようにする。
×エ モーターの回転部分に保護カバーを取り付け、触れることができないようにする。信頼性設計における、フールプルーフ(バカ除け)・フェイルセーフ・フェイルソフトのカタカナ3兄弟はまぎらわしく、診断士試験以外にも良く問われる。どうしても覚えられない場合、フェイルソフト=落ちたらダメな
飛行機はなんとか軟着陸と覚えれば、後は考えて解ける。これは
くだらないから忘れない。
H26第18問 Dランク
設備の信頼性や安全性の向上対策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
×ア 故障が生じても設備の安全性を確保するために、フールプルーフの考え方を取り入れて設備設計を行った。
×イ 人為的に不適切な行為があっても設備の信頼性を確保するために、フェールセーフの考え方を取り入れて設備設計を行った。
△ウ 設備の信頼性向上や寿命の延長を図るために、ディレーティングを実施した。
△エ 定常運用の前に設備の問題箇所を把握しておくために、バーンインを実施した。アイの目的語入れ替わりには気づくが、テキスト外初見知識を正解に選ぶのは危険なので、ウエも選びたくない。筆者なら間違えても気にせず割り切るが、鉛筆ころがし以外でもし初見知識ウを選んで当ったとしたら、次も同じ判断するかは慎重に。
■環境・廃棄物■
→常識で当たるBランクか、嫌がらせDランク出題のみ。パス。
■今日のまとめ■
ここ3年、試験ブログの筋が悪化したのは、過年度生とスト生の混ぜ混ぜ攻撃。彼らは「受験生支援」で500円単位の小遣い稼ぎがしたいから、
合格ノウハウを知りたい⇔お伝えしたいの負のスパイラル。
そうでなくって。ただデタラメに品揃えでなく。
- STP→誰に何をどう書くか。
- QC →狙い通りの品質で供給。
お子様ブログで何を書くのも自由。だけど本来日本語にない「!」「?」の乱用はさすがにそろそろ願い下げ。ではまとめ。
・「2次」に合格する方法を知りたい時は、まず体験記、次いで再現答案+開示得点。
・講師が身振り手振りで教えて伝わらないことを、合格ノウハウで代替など考え甘々。
・合格者サークルお子様ブログとは、受験中彼らが我慢した「自己主張」に恰好の舞台。
・だがせめて「運営」でQCを学び直し、文章の品格の管理位はしていただきたい。
byふうじん
ストレート合格は、勢いではなくリズムで勝負。