朝イチでクリック(投票)→ランクUP→1次記事に注目→競争原理で質向上。
「ボク達が受験生を応援します!」は過去。読み手が「応援したい」ブログを選ぶミライが始まる
だがこの市場均衡、「2次」の様に供給側の価格弾力性が高い(=皆が同じ答案を目指すため、良く言えば粒揃い、悪く言えばドングリ背比べ)だと話がややこしい。
つまり合格定員を決める際、
定量=答案スコアでは大差がつかないため、
定性=前年合格者の質を観察し、翌年の合格定員を決める(と仮定)
では前年合格者の質とは?
・「1次」知識をフル活用し相手の話を傾聴。
・自分の脚色と、合格自慢と主張はほどほどに。
・読み書き国語能力=文章の品格。
・質を観察されるとすれば真っ先に実務補習。次いでまさかのお子様ブログ?
しかし、苦節幾年合格した弾みで勢い余り、
・合格した途端に自称先輩。自慢と主張で相手の話を聴く気ゼロ。
・マイノウハウのオススメ・お伝え・小遣い稼ぎ・仲間を殖やすことには熱心。
・お揃いのTシャツで本試験会場に出没(+今年から合格所要年数背番号制)
・読み書き国語能力不足を補うための「!」乱用。えらく断定調。
・要するに国家資格認定を名乗るには品格を欠く。
そこで過年度合格者(のごく一部)の品格の無さを指摘しつつ、
→「1次」7科目対策でつまずき易い点を解消し、
→「1次」合格者の数と質を上げることで、
→「2次」合格枠拡大を画策するのが当ブログ。
2016年842名の「2次」合格数が、2017年うまくやれば1,200名を狙える。それは過去の歴史が示す通り。またお揃いTシャツ団が数を増すほど、片や「1次」スコアが出題者の期待を上回るほど、
「2次」出題傾向+採点基準が「非ノウハウ合格」の方向に進化。
コップの水の中の争いたる「2次」で、品のないブログを投稿することとは、価格受容者でなく価格設定者なんだよ、と彼らを理解困難にする小難しい話から今日の#3が始まる。
■論点ミシュラン:S~Cランク■
#3 では、#1企業、#2消費者行動のまとめとして、市場均衡の話。
章 | 節 | 項目 | ランク |
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§3市場均衡と厚生分析 | | | |
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1⃣市場均衡 | ①完全競争市場と市場均衡 | | |
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| | 1完全競争市場 | B |
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| | 2市場均衡 | |
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| | 1)市場均衡の図解 | B |
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| | 2)不均衡 | B |
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| ②需要、供給曲線のシフトによる均衡の変化 | | |
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| | 1需要曲線のシフト | |
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| | 1)所得水準の変化 | B |
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| | 2)他の財の価格の変化 | B |
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| | 2供給曲線のシフト | |
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| | 1)技術進歩 | B |
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| | 2)生産要素価格の変化 | B |
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2⃣市場の調整過程 | ①ワルラス的調整過程 | | |
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| ②マーシャル的調整過程 | | |
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| | 1需要者価格と供給者価格 | |
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| | 1)需要者価格と供給者価格 | B |
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| | 2)需要者価格と供給者価格の意味 | B |
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| | 2マーシャル的調整過程 | B |
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| | 3図示 | B |
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| ③市場の不安定 | | B |
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3⃣余剰分析 | ①消費者余剰 | | |
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| | 1需要曲線の別の解釈 | |
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| | 1)需要曲線=消費者が支払うつもりのある額 | S |
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| | 2)需要曲線の下の面積 | S |
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| | 2消費者余剰 | |
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| | 1)消費者余剰 | S |
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| | 2)消費者余剰の図示 | S |
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| | 3需要曲線と消費者余剰 | S |
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| ②生産者余剰 | | |
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| | 1生産者余剰 | S |
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| | 2限界費用曲線と可変費用 | |
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| | 1)限界費用 | S |
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| | 2)限界費用曲線の下の面積 | S |
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| | 3)完全競争市場の場合の生産者余剰 | S |
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| ③社会的総余剰 | | |
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| | 1完全競争市場における社会的総余剰 | A |
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| | 2競争均衡と社会的総余剰 | A |
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| ④政府の政策と社会的総余剰 | | |
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| | 1生産に対する従量税 | A |
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| | 2生産者への補助金を伴う価格規制 | A |
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4⃣パレート効率性 | ①パレート効率性(最適性) | | |
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| | 1パレート効率性の定義 | A |
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| | 2パレート効率的な状態の例 | A |
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| | 3パレート効率性と公平性 | A |
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| | 4競争均衡はパレート効率的である | A |
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5⃣国際貿易 | ①比較生産費説 | | |
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| | 1設例 | A |
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| | 2絶対優位 | A |
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| | 3比較優位 | A |
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| | 4比較生産費説(比較優位の理論) | A |
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| | 5貿易パターン | A |
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| | 6ヘクシャー=オリーン定理 | B |
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| | 7要素価格均等化命題 | B |
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6⃣自由貿易の理論 | ①自由貿易均衡と自由貿易の利益 | | |
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| | 1自給自足均衡 | B |
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| | 2小国の仮定 | B |
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| | 3自由貿易均衡 | B |
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| | 4自由貿易の利益 | B |
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| ②関税政策の効果 | | |
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| | 1輸入関税政策の効果 | |
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■斜め読み=論点別一口メモ■
「聞いてわかったつもり」より、「自分なりの理解」を一口メモ。
「講義を聞いてわかったつもり」。でも問題集解いて「あれ、なんだったっけ?」 そんな時は、
すぐテキストに戻るより、自分の一口メモをまず見直すことで効率UP。
★★★Sランク
講義で理解、次いで復習で自分なりの理解に落とし込む重要論点。多様な問われ方に「なぜそうなのか」「するとどうなるか」と原因・因果で考え、養った論理的思考力で競争優位。
3余剰分析
①消費者余剰
1需要曲線の別の解釈
1)需要曲線=消費者が支払うつもりのある額
2)需要曲線の下の面積
2消費者余剰
1)消費者余剰
2)消費者余剰の図示
診断士試験「ミクロ経済学」では、#1企業行動 #2消費者行動の各論点が深く問われ、今日の#3需要・供給曲線による市場均衡の話題はあまり問われない。市場均衡より問われるのが、
- 消費者余剰・・出そうと思っていた値段より安く買えた
- 生産者余剰・・売ろうと思っていた値段より高く売れた
なぜそんなことが起きるか?するとどうなるか?を理屈で押さえるのが今日のメイン。
3需要曲線と消費者余剰
②生産者余剰
1生産者余剰
2限界費用曲線と可変費用
1)限界費用
2)限界費用曲線の下の面積
3)完全競争市場の場合の生産者余剰
生産者余剰を考えるには、「#1企業行動の分析」の限界費用の考え方を使う。復習すると、
- 企業がモノを作るとき、最初は規模の経済・収穫逓増が働く
- だがだんだん規模の不経済・収穫逓減に移り、平均費用が増加する
- 企業は価格P=限界費用になるギリギリまで作りたい。
- すると、収穫逓減が働いていた内の安価な製品が高く売れてメシウマ。
この手を発想を、ひとつひとつ自分なりの言葉で積上げていくのが「経済学」。
★★☆Aランク
講義、またはテキスト通りに理解する論点。学習上はS~Aを一筆書きに順序立てて押さえるが、試験上は深く聞かれないので、迷った時はWebを聴き直す。
3余剰分析
③社会的総余剰
1完全競争市場における社会的総余剰
2競争均衡と社会的総余剰
余剰分析も、消費者・生産者それぞれを理解すれば、社会的総余剰=その合計。簡単だから1つ下がってAランク。
④政府の政策と社会的総余剰
1生産に対する従量税
2生産者への補助金を伴う価格規制
余剰分析で、総合問題として実際に出題されるのはここ。だがここを理屈で真面目に追っかけだすと時間かかるので、一旦Aランクで深入りし過ぎない。興味が出た方はどうぞお好きにSランク。
4パレート効率性
①パレート効率性(最適性)
1パレート効率性の定義
2パレート効率的な状態の例
3パレート効率性と公平性
4競争均衡はパレート効率的である
複数財の前提で、全員がハッピーでムダがない状態を示す用語がパレート効率性。ここは一旦暗記でOK。
①比較生産費説
1設例
2絶対優位
3比較優位
4比較生産費説(比較優位の理論)
5貿易パターン
(古い話をすると)日本が車を作り、米国が牛肉を作って貿易。実物の政治・経済はそんな簡単なものではないが、難しい話を簡単な計算問題にして教えてくれるのも「経済学」の優れた点。
★☆☆Bランク
理解したいがあえて暗記で済ませる論点。理解するに越したことはないが、派生論点なので他に影響しないし、ここを悩み始めると他論点・他科目にも悪影響。
1市場均衡
①完全競争市場と市場均衡
1完全競争市場
2市場均衡
1)市場均衡の図解
2)不均衡
②需要、供給曲線のシフトによる均衡の変化
1需要曲線のシフト
1)所得水準の変化
2)他の財の価格の変化
2供給曲線のシフト
1)技術進歩
2)生産要素価格の変化
診断士試験「ミクロ」における市場均衡は、余剰分析の前フリ知識程度で、深くは問われない。講義で教わった通りにテキスト書き込みし、しばらく放置プレーでOk。
2市場の調整仮定
①ワルラス的調整過程
②マーシャル的調整過程
1需要者価格と供給者価格
1)需要者価格と供給者価格
2)需要者価格と供給者価格の意味
2マーシャル的調整過程
3図示
ここも深く考えず、用語の暗記でOk。深く考えたい方にはちゃんとそれ向きの記事を用意済の所が、当ブログの強み。
国際貿易 1比較生産費説
③市場の不安定
6ヘクシャー=オリーン定理
7要素価格均等化命題
基本概念を、より複雑な現実に適用していくとこうなる。チラ見程度で。
6自由貿易の理論
①自由貿易均衡と自由貿易の利益
1自給自足均衡
2小国の仮定
3自由貿易均衡
4自由貿易の利益
②関税政策の効果
1輸入関税政策の効果
市場均衡の派生論点。他の論点に影響しないので、ヤル気があればやる、解らなければ先送り。
該当なし
■今日のまとめ■
始めはびっくり「経済」も、#1企業行動、#2消費者行動と進むと、勘所がつかめる。つまり予習や講義で流れを掴み、大事な所を自分の言葉に落とし込んで理解したら、過去問スピ問を解き始める。高速・高回転でこれやれば、「経済学」は怖くない。ではまとめ。
・需要と供給が一致すると一定価格で取引成立。ただこれは「価格受容者」の前提。
・「ミクロ経済学」では「市場均衡」そのものより「余剰分析」が出題論点。
・思ったより安く買えた。思ったより高く売れた。完全競争市場では何か幸せが起きる。
・パレート効率性、比較生産費説、自由貿易。Sランク以外はまず暗記して後から理解。
byふうじん
ストレート合格は 勢いではなくリズム