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【経済】スピテキ斜め読み #5市場の失敗

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もはや独学の方が有利?
【経済】スピテキ斜め読み #5市場の失敗_a0354838_05074775.jpg

独学ストレート合格躍進の時代。その傍ら「2次に関係ない「経済」は不要説」を常に囁くのが過年度お子様ブログ。いやそれ、明確に間違ってるから。
「2次」が従来、独学不利と言われてきた理由は、以下3つの情報非対称性。
  • 問題をどう読めばいいかわからない。
  • 答案をどう書けばいいかわからない。
  • 周囲がどんな答案を書いているかわからない。
これが市販再現答案本、はたまた開示得点付き再現答案4事例セットがWebに無償でUPされる時代になると激変。
  • 情報を自由にやりとりし、
  • 特定の手法で書いた答案がその形から周囲に追随される世界では、
  • どんな専門的な知識や技術を以てしても、
  • 市場平均に対し勝ち続けることは難しい。
過年度お子様ブログによる、マイノウハウ自慢+喧伝開始を間際に控え。

情報非対称性とは何者か。またその解消策は何か。

「1次」知識を疎かに書き方コンクールにばかり熱心だと、当試験はなかなか通過しづらかったでしょ?と嫌がられることを書きながら。一呼吸してスピテキ#5市場の失敗をナナメ読み開始。





■論点ミシュラン:S~Cランク■

#5では、ミクロ経済学知識を使い、現実に起きる種々の現象を理屈で説明。

「経済学」の考え方に慣れてくると、現実世界の種々の現象を見かけ、「なぜそうなのか?」「すると?」「すると?」の習慣が板につく。
  • 「経済」が得意だから→スト合格する訳ではないが、
  • スト合格者に→「経済」が不得意な奴はまずいない。
こう書かれてどう反応するかは人それぞれ。でも「起きている現象を理詰めで説明するのが経済学」であり、その手法を応用し「なぜ自分が勉強しているか?」「ではどうなるか?」を自力で説明できるのがスト合格者。いつも言うけど、「一緒にするな」。

項目ランク
§5市場の失敗と政府の役割
1⃣市場機構の長所と市場の失敗①市場機構の長所
1効率的な状態が実現できるB
2運営費用が低いB
1)計画経済(統制経済)B
2)市場経済B
②市場の失敗
1市場の失敗の例B
2⃣外部効果①外部効果
1正の外部効果と負の外部効果A
2外部効果の例A
②厚生損失
1外部性をもたらず財の供給A
2例
1)外部不経済の例A
③外部性の是正手段
1直接規制A
2ピグー税A
3補助金A
4排出権取引A
5コースの定理
1)コースの定理(所有権の設定)A
2)コースの定理の意味A
6合併A
3⃣公共財の供給①公共財
1公共財
1)公共財の定義B
2)公共財の例B
2フリーライダー問題B
3公共財の供給は過少になるB
4⃣情報の不完全性①情報の不完全性A
②性質に関する情報の非対称性
1性質に対する情報の非対称性A
2逆選択
1)逆選択A
2)逆選択が生じる理由A
3逆選択の解消法
1)第三者の介入A
2)シグナリングA
3)標準化A
4)自己選択メカニズムA
5)政府の規制A
③行動に関する情報の非対称性
1行動に関する情報の非対称性A
2モラルハザード(道徳的危険)A
3モラルハザードの解消法A
4プリンシパルエージェント関係
1)例A
2)プリンシパルエージェント関係A
3)プリンシパルエージェント関係と情報の非対称性A
5⃣費用逓減産業①費用逓減産業
1費用逓減産業B
2費用逓減産業の問題B
②費用逓減産業への規制
1公営企業B
③限界費用価格規制と平均費用価格規制
1)限界費用価格規制B
2)平均費用価格規制B
3)二部料金制B
1公共サービス料金設定に対する規制B



■斜め読み=論点別一口メモ■

「聞いてわかったつもり」より、「自分なりの理解」を一口メモ。

「講義を聞いてわかったつもり」。でも問題集解いて「あれ、なんだったっけ?」 そんな時は、

すぐテキストに戻るより、自分の一口メモをまず見直すことで効率UP。



★★★Sランク
該当なし


★★☆Aランク
講義、またはテキスト通りに理解する論点。学習上はS~Aを一筆書きに順序立てて押さえるが、試験上は深く聞かれないので、迷った時はWebを聴き直す。
2外部効果
①外部効果
1正の外部効果と負の外部効果
2外部効果の例
今日の#5は理屈を繰り返し別角度から深く問われるSランクはなし。よって肩の力を抜き、「現実世界の経済学あるある」としてスラスラ眺める。トップバッター「外部効果」の例は大気汚染・喫煙。お、早速「経済学あるある」と興味度UP。

②厚生損失
1外部性をもたらず財の供給
2例
1)外部不経済の例
既に見慣れたグラフの通り、外部不経済を考慮しないと(外部不経済のコストがない分)企業は余計に生産しすぎる。だから何かの是正が必要。

③外部性の是正手段
1直接規制
2ピグー税
3補助金
4排出権取引
5コースの定理
1)コースの定理(所有権の設定)
2)コースの定理の意味
6合併
そこで是正のための手段が登場。イメージとしては、何か規制・税金賦課する際の役所の言い訳、程度でOK。またピグー、コースときたら外人顔。ピグーの理屈にコースがいちゃもん、と考えればほっこり理解。

4情報の不完全性
①情報の不完全性
「経済学」の理想たる「完全競争市場」では、参加者全員等しく同じ情報を持つ前提。現実社会でそんなことはないから、情報勝者⇔敗者の違いに注目する論点。難しくなく暗記で良いのでAとしたが、ビジネス実務活用度=Sの使える知識。

②性質に関する情報の非対称性
1性質に対する情報の非対称性
2逆選択
1)逆選択
2)逆選択が生じる理由
3逆選択の解消法
1)第三者の介入
2)シグナリング
3)標準化
4)自己選択メカニズム
5)政府の規制
ここはテキスト知識をまず暗記。ついで試験ブログの現状眺め、そうかと理解。
  • 「2次」では、努力・実力ある方が不合格、なくても受け続けて合格=逆選択が発生。
  • 第三者の介入:いやそのくじ引きって良く無くね?と試験ブログがお節介。
  • シグナリング:我が校の合格メソッドをお伝えしますと、受験校が広告宣伝。
  • 自己選択メカニズム:合格者にもフィードバックせよと、得点開示請求のお節介。

③行動に関する情報の非対称性
1行動に関する情報の非対称性
2モラルハザード(道徳的危険)
3モラルハザードの解消法
4プリンシパルエージェント関係
1)例
2)プリンシパルエージェント関係
3)プリンシパルエージェント関係と情報の非対称性
こちらは理屈も簡単。同様に試験ブログの世界を眺めて納得。
  • 「2次」出題側は、年1回の試験で受験側がどう対策するかは本来観測不能。
  • すると「合格するまであきらめない!」の如く、時間つぶしの学習ロスが横行。
  • 出題側は、年2回お揃いTシャツ団の言動を観察し、こりゃいかんと定員削減。
こう聞いて不謹慎と憤るのが過年度生。そんなものかとニヤリするのがスト合格者。


★☆☆Bランク
理解したいがあえて暗記で済ませる論点。理解するに越したことはないが、派生論点なので他に影響しないし、ここを悩み始めると他論点・他科目にも悪影響。
1市場機構の長所と市場の失敗
①市場機構の長所
1効率的な状態が実現できる
2運営費用が低い
1)計画経済(統制経済)
2)市場経済
②市場の失敗
1市場の失敗の例
自由な市場取引ばかりではうまく行かない場合があるから、政府の出番だぜとする理屈。目次程度で暗記不要。

3公共財の供給
①公共財
1公共財
1)公共財の定義
2)公共財の例
2フリーライダー問題
3公共財の供給は過少になる
ここも特に試験に出ないのでリラックス。普段身近な市町村役場も、こんな正義感を持ち戦っていると思うとより親近感。

5費用逓減産業
①費用逓減産業
1費用逓減産業
2費用逓減産業の問題
②費用逓減産業への規制
1公営企業
③限界費用価格規制と平均費用価格規制
1)限界費用価格規制
2)平均費用価格規制
3)二部料金制
1公共サービス料金設定に対する規制
テキスト掲載の通り、通信・電力・鉄道などの自然独占で何がどう起こるか、どう是正(規制)するかのストーリー。現実に身近な話だから理解しやすいBランク。


☆☆☆Cランク
該当なし


■今日のまとめ■
試験ブログは、1年先のミライから来たタイムマシン。この先起きることをこっそり教え、そのペースを上回っていけばスト合格。

でも当試験は少し意地悪。

ミライ情報の漏洩に気付いた出題側は、そうはさせじとミライを変えてくる。だから合格掴むのは最後は結局自分の力+たまたま。さて当ブログは、「ミクロ経済」5コマの予習を終了。ではまとめ。
・「2次」と「経済」無関係説は表面上の話。寡占ゲームの駆け引きに「経済」知識は不可欠。
・#5は「ミクロ経済学」の前提=完全競争が上手くいかない事態と対応の説明。
・不完全競争には、だれか第三者が是正しようとお節介焼くのが当試験の特徴。
・イレギュラー、想定外の事態への対応力向上も、当試験の本質のひとつ。
byふうじん
スト合格は 勢いではなくリズム

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by dojonagoya | 2017-01-20 05:11 | 中小企業診断士試験

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