2017年 01月 25日
【2017年合格目標】スト合格の標準ペース(リズム) 1月編
(通)週20h、1次800h、2次200h
(独)週15h、1次600h、2次200h
何を見ても数字にし、周囲に薄気味悪がられるのが、「会計思考」の悪い癖。そして最新体験記を見てこう言い出す。
・「1次」独学の合格目安は、15h×40週=600h (個人差あり)
・「2次」は、200hで合格実力A+に到達。でもたまたま50%が限界。
・「2次」対策150hだと、やや合格実力不足B~A (合格率~20%)。
■最新体験記と最新仮説■
通学不利、独学有利の時代が到来?
最新体験記をタテヨコ斜めにどう見ても、独学有利で通学不利。
- 当試験、カネ払って通学、絞って独学いずれも合格率は大差なく低い。
- 最近の傾向では、通学のデメリット(受け身、傷の舐めあい)が強く出がち。
- 最近の傾向では、現場対応=自分で考動する独学のメリットが出やすい。
- 「1次」はもともと独学で足りる。最近の情報非対称性解消で「2次」もその傾向?
でもね。
- 通学を選んだ自分はダメ、
- 独学にしたオレ正解、
という話でなく。独学で合格したのは、「試験の勝ち方を知っている」上位4%。残り96%は挑戦初年度サクラ散る。
- 独学で勝てると踏めば、独学を選ぶ。
- 試験の勝ち方を教わる、または向学心を満たすなら通学。
自分の勝ち方くらい自分で決める。だから独学有利、通学有利など自分勝手な我田引水を相手にせず、自分の選んだ道のメリット伸ばしデメリットをつぶす。
通学標準ペース
・講義受講+復習でINPUT5h×2コマ=10h/週かかる。次に問題集1回転で5h。実力が付き出す問題集2回転目(GRITでいうフロー)は週15~20hの間。だから通学コースを選んだら、週20hは学習せよと講師は口を酸っぱく。
・真っ先に過去問。足りない点をテキストで補い、20h/週もかからず「フロー」。
・「2次」対策とは、昔なら「失敗経験の数」、今なら「合格再現答案を見比べた数」が実力差。基本は人それぞれながら、準備不足で合格するには「事例Ⅰ~Ⅲ」の壁は余りに高い。
・「1次」の実力差とは、学習時間の多寡というより、「目を瞑って解ける」「体が勝手に動く」フロー状態で何をどれだけ勉強するか。それが結果的に通学なら20h/週、独学なら15h/週。
・「2次」対策に1年は長すぎと覚悟を決める。すると行動が変わる。
今の世の中、「学習努力は裏切らない」「学習時間は多いほど良い」では考え甘々。合格する方法は合格体験記の中に山ほどあるけれど。
- その学習努力にはどんなメリットがあるか
- その学習努力でどんなデメリットを回避したのか
そのくらい自力で読み取らないと、大のオトナの読み書き国語能力コンクールたる「2次」では、なかなか卒業させてもらえない。
■ノウハウvs. ハウツー 2017■
狭い日本ながら、これほどノウハウ好きの国家試験は他にない。
例えばこんな話↓は全く耳にしない。
- 医師国家試験に合格するノウハウ
- 公認会計士試験に合格するノウハウ
- 社会保険労務士試験に合格するノウハウ
それは1.=6年みっちり勉強、2.3.=専門知識の量を問う試験だから。片や当試験の自称先輩合格者はなぜノウハウ大好き?
- 知識試験の「1次」はノウハウ不要。正解不明の「2次」は多様な攻め口。
- つまり「2次」回答は似たり寄ったりだが、その導出プロセスには本来個人差。
- 「2次」で1留すると1年たっぷり対策できる。その暇つぶしに思考手順を紙に書き出すと、確かに回答が安定し合格しやすい。
- でもこれ巷で言う「思考力を問う」試験の真逆で、「考えるブレを省く」試験。
- これが2~3年続くと、思考能力が削がれ、周囲と同じことさえ言えば安心。
すると何が起きるか?
- 診断士を志す方は元々「教え好き」。さぁマイノウハウを誰かにお伝えしよう。
- ノウハウも何も、同じ問題から同じ回答を目指せば、当然皆が似たり寄ったり。
- その同調圧力を、「ボク達の選択こそ正しい!」と勘違いするのがお子様ブログ。
- 自分で考えたからこその合格手順。その市販を企み500円単位で小遣い稼ぎ。
つまり全員共通=「本質」を軽視。人それぞれ「ノウハウ」に夢中で良いの?
不運にも「2次」で2留したら。脳を保護する観点上、自分で考えることはやめ、ノウハウ依存切り替えが吉。
でも「2次」2回目までのフレッシュ脳に、
「2次」に2度落ちたノウハウがホントに必要?
ついでに
ノウハウ合格した医者の診察など受けたくないけど、
ノウハウ合格した診断士の企業診断ならOK?
手厳しい話、「2次をノウハウで合格しよう」とする奴を振り落とそうと、手を変え品を変えてくるのが「2次」。そこで当ブログは合格ノウハウを上回る学習ハウツーを無償提供。そこを上回る創意工夫を促し、
スト生向けにノウハウ商売したがる連中を蹴っ飛ばす。
■自称先輩合格者の扱い方■
「受験生のみなさん」と言われると、カチンとこない?
さてノウハウといえば自称先輩合格者が100%おまけでついてくる。
自称先輩合格者
・士業で先輩⇔後輩関係はアリ。顔が広い・仕事を紹介・プロジェクトリーダーを務める・相談に乗る。要は昔ながらの年功序列の世界がそこにある。
・でも受験生支援サークルの「自称先輩合格者」とは何者?それ要するに自分のノウハウ採用で合格したと思しき後輩合格者相手に先輩面する行為。
・試験と競争の質は毎年向上。その反面、先輩ノウハウ採用合格=劣化コピー? すると先輩後輩関係重視の合格者サークルは、年々筋が悪化し「レモン」市場化。
さてこの自称先輩、机を並べた仲間が先に合格する姿が余程堪えたか、「1年でも早く合格した者が偉い」としがち。すると、ノウハウお伝え⇔依存の先輩後輩関係が成立。
出典:株式会社宙
■今日のまとめ■
診断士「1次」はマークシート型知識試験。
2留、3留の過年度組の言い分は別とし。マークシート型知識試験とは、覚える→忘れる→また覚えるを繰り返す長期記憶化行動。そしてその手段は研究済でノウハウ介在余地なし。さらに「GRIT」の公式に拠れば、
才能×努力(800h)=スキル(1次知識)
スキル×努力(200h)=達成(2次合格)
スト合格者の「2次」200h合格の裏には、「1次」800hの努力があると考えるのが適切。ではまとめ。
・独学⇔通学の時間差は、「フロー」状態で問題集を解き進む時間帯の差。
・「1次」を高水準で勝ち進むと、「2次」ノウハウオススメを蹴飛ばせる。
・自称先輩合格者の上から目線にカチンときたら。猛然と「1次」学習再開。