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こんにちは、 Xレイ です。

こちらは中小企業診断士一発合格道場の派生ブログということで、その6代目執筆陣である和尚様が立ち上げました。
本家道場ではすでに7代目が執筆をしておりまして、私もお役御免かなと思っていたのですが、
「Xレイよ。お前も6代目の一員としてもちろんここで書くのでしょうね」
という無言の圧力を感じまして、こうして再び筆を執った次第です。

こちらのブログでは基本、何を書いても自由とのです。
私は、道場では「試験」についてのみ書いてきました。
周りはと言いますと、このところ先代(5代目以前)にも再び登場いただきまして「中小企業診断士とは」というような議題も多かったように思います。
各々の熱い想いなど私も感銘を受けたところです。
私自身もそのような想いを持っていない訳ではないのですが、如何せん、それを公表できるほどの実力が未だ備わっていないとの自己評価。日々修行中でございます。

というわけで、結局、中小企業診断士試験について。
今日は、経済学ではありませんよ。
企業経営理論。

中小企業診断士試験テキストでは、あまり重視されていない印象を受ける
『産学官連携』

昨年27年度一次試験では、第8問(設問1)の選択肢アで触れられています。
そして、このところの二次試験の事例Ⅰ。
昨年、一昨年といずれもそれに取り組む企業がモデルです。

中小企業庁の親元、経済産業省が2001年から推進した産業クラスター政策。
現在は、全国イノベーション推進機関ネットワークがその意志を引き継いでいるようですが、地域経済の活性化において重要な政策との位置づけで間違いないのでしょう。

その地域イノベーション創出に重要とされる『産学官連携』。
今年も一次、二次のいずれかで問われる可能性が高いと思います。

その概要とメリットは、テキストに留まらずしっかりとおさえておく方がよさそうです。
そうなるとデメリットも自ずと目にするのでしょうが、試験対策という観点では、そこはあまり深く考えなくてもいいように思います。
基本『産学官連携』を良しとするはずので、デメリットを問われる可能性は低いと考えます。

以下、簡単に。

産学官連携。
産は企業、学は主に大学、官は自治体。

大企業に比べ予算に制約のある中小企業が、基礎研究から製品開発まですべて自前で行うのは大変。
そこで大学や自治体と協力して、新しい技術や製品・サービスを開発していこうということです。
大きなメリットはやはり、大学の人材や設備の力を借りれること。
研究開発室を立ち上げて大学教員ほどの専門家を雇用し、また大学にあるような専門的な研究設備を用意することは、中小企業にとってなかなか難しいでしょうから。
また、そのように行うことで自社に新たな知識やノウハウを蓄積され、研究開発力が強化されていくというところも見逃せません。

そして、昨年27年度一次試験の第5問で問われた「タイムベース競争」という観点。
技術革新の早い分野においては、実用化までのスピードが重要。
その点で、すべて自前で行う大企業に中小企業でも外部連携を利用すれば対抗し得る、というのがおそらく一昨年26年度の二次試験事例Ⅰ第1問の論点の一つではないでしょうか。

今回は、以上です。
それでは、また  Xレイ


# by dojonagoya | 2016-02-19 12:00 | 中小企業診断士試験

中小企業診断士一発合格道場からスピンアウトした6代目とその仲間たちのブログです。


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