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受験生の皆様本試験お疲れ様でした。事例Ⅳについて少しずつ解説したいとおもいます。

まずは第1問の経営分析の計算結果だけアップします。



貸借対照表(単位:百万円)
前期当期前期当期
資産の部負債の部
流動資産225259流動負債138465
 現金及び預金164195 仕入債務1720
 売上債権1314 短期借入金0318
 たな卸資産710 一年以内返済予定の長期借入金447
 その他の流動資産4140 一年以内償還予定の社債100
固定資産371641 その他の流動負債6880
 有形固定資産287531固定負債11266
  建物267191 長期借入金6720
  土地0320 その他の固定負債4546
  その他の有形固定資産2020負債合計250531
 無形固定資産12純資産の部
 投資その他の資産83108資本金5050



資本余剰金2323



利益余剰金273296



純資産合計346369
資産合計512900負債・純資産合計596900



損益計算書 (単位:百万円)
前期当期
売上高831940
売上原価410483
売上総利益421457
販売費及び一般管理費322350
営業利益99107
営業外収益38
営業外費用820
経常利益9495
特別損失056
税引前当期純利益9439
法人税等2712
当期純利益6727





損益計算書に関する付記事項(単位:百万円)
前期当期
減価償却費2836
受取利息・配当金00
支払利息14





経営分析

経営指標前期当期良否
収益性売上高総利益率(%)50.66%48.62%×

売上高営業利益率(%)11.91%11.38%×

売上高経常利益率(%)11.31%10.11%×

売上高税引前当期純利益11.31%4.69%×

売上高当期純利益8.06%3.25%×
効率性棚卸資産回転率(回)118.7194.00×

有形固定資産回転率(回)2.901.77×

売上債権回転率(回)63.9267.14

総資本回転率(回)1.621.04×
安全性当座比率(%)128.26%44.95%×

流動比率(%)163.04%55.70%×

固定長期適合率(%)81.00%147.36%×

固定比率(%)107.23%173.71%×

負債比率(%)72.25%143.90%×

自己資本比率(%)58.05%41.00%×




売上総利益有形固定資産回転率流動比率
by dojonagoya | 2016-10-24 15:17 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)
全員の主張に共通することが、本質。
個性ある特殊な主張が、異質。
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「2次」本試験が近づき、受験者4,600名中7割が合格実力に到達すると、ブログの言い分も総じて似てくる。この時、全員の主張に共通することが本質。個性ある特殊な主張が異質。
本質の例
聞かれたことに答える
作問者の意図に近づくゲーム
人並みの答案を当たり前に書く
ところが当試験、「何を聞かれたか不明」「人並み答案を想像不能」「動揺して当たり前に書けない」位は日常茶飯事。そこで、本質に「どの異質」を組み合わせるかのセンスが勝負。だがこの点、どうも本人の主義主張ばかりぶつけあう「神学論争」になりがち。そうではなくって。


■神学論争に終止符■

中小企業白書を読む・読まない、イケカコをやる・やらないの議論は全く無意味。

筆者からして極めて不思議なのが、「経営の選択肢を提示すること」を業とする診断士において、

・自分が合格したことを根拠に、
・応援と称しその手法の採用者を殖やすことに熱心で、
・合格実力者の半数以上が不合格にされる実態に無頓着な奴が多すぎ。


例:「イケカコをやることをオススメ」
「いやボクならやらない」

試験ブログの存在意義は、①過去の事実 ②ミライの仮説の提示。苦節数年合格しちゃって余程舞い上がるのか、当試験で「アンタの意見は聞かれてない」ことをケロッと忘れるブログの不思議。

この主義主張を巡る争いが「神学論争」。だがこの「神学論争」こそ間違いのモト。
※神学論争 出典:Weblio類語辞書
結論の得がたい議論のこと。類語:普遍論争 ・ 水掛け論 ・ 堂々めぐりの議論
参考:宗教の教義の違い
Aキリスト教:信ずる者は救われる。 →信じたら全員合格
B仏教:修行により悟りを開く。 →自ら努力する順に合格
100%純和製である当試験が、A・Bどちらに近いかは自明。少なくとも、自分の意見を声高に主張し、採用者を殖やそうとする人が本来受かる試験ではないと思うけど。


■試験の上方シフト性~NGリスト■

イケカコは、やりたい人だけやる。

但しやりたい人の足を引っ張らない

当試験がかなり極端ながら、資格試験は一般に出題側⇔受験側が鎬を削り(=手の内を読みあい)、年を追うほど難易度が上方シフト。この時、過年度生に多い「言い訳・遠吠え・負け惜しみ」を口にした瞬間にOUT057.gif

恥ずかしながら議論の最先端をつまみ食い・受け売りする限り、「試験の質が後から追いついてくる」ため、占いの如くズバズバ当たる。逆に「自分は合格したから」と低い主張を繰り返すから、1~2年ではいサヨウナラ。

「2次」合格実力に一度達すると、「自分の意見ばかり主張し」「他人の足を引っ張りたがる」奴が過年度化する様子がありありわかる。

イケカコは確かに面倒臭く、手に余る。だが「それが役に立った」と思う方もいるのに、低い方に「言い訳・遠吠え・負け惜しみ」、つまり「やりたい人の足を引っ張ろう」とするから目に余る


■解決提案~イケカコを少しエクセルで■

イケカコは実務レベル。だから実務同様、エクセルで。

イケカコのデメリットは明らか。

・問題集としては悪問揃い。
・端数が出て、計算が面倒。
・計算条件がやたら複雑。
・マニアックで奇妙な解法も混在。
・解説がやたら不親切。


そこで放り投げたら試合終了。でも「弱み・脅威を強みに変えてこそ診断士」と学ばなかった?

・問題集としては悪問揃い。 →問題集でなくテキスト(読み物)として使う。
・端数が出て、計算が面倒。 →エクセルを使う。
・計算条件がやたら複雑。 →エクセル式を作ることで、条件の使われ方を体得。
・マニアックで奇妙な解法も混在。 →こればかりは・・。悪問は気持ち悪いが捨てる。
・解説がやたら不親切。 →イケカコ5週シリーズ参照 ※質問受付は終了。

診断士試験の本当の勝負はラスト2週(のピーキング)。残り3週の今ならまだ余計なコトに手を出すチャンス。そして「もしやってみるなら」。


他論点(CVP、NPV)は診断士講座「財務」「Ⅳ」の知識で十分戦える。だが「業務的意思決定」は、簿記1級がベースの論点で、診断士講座講師はここの教え方が上手くない。従い、H28「Ⅳ」で出る・出ないは別とし、

合格実力を備えた今こそ、エクセル解き、or流し読みで何かの+α効果。


■今日のまとめ■
本試験まであと3週。初学スト生はこの3週で「まるで別人」の如く力が伸びる。でも2年目S、過年度生で「今まで無理」と思っていたことが、スルスル解けるチャンスでもある。

自分の限界を勝手に決めない。自分が合格したからと他人の足を引っ張らない。だって当試験、「信ずるものが救われる」でなく「自ら努力したものが合格」する試験に必ずシフト。ではまとめ。
・本質に「異質」を組み合わせてこそ勝負。だがここで「神学論争」が起きがち。
・キリスト教⇔仏教の教義を比較。当試験で「信ずる者が救われる」ことは稀。
・試験は上方シフト性。言い訳・遠吠え・負け惜しみを言った瞬間に過去の人。
・もし今からやるなら、イケカコ§6「業務的意思決定」をエクセルで。
byふうじん
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by dojonagoya | 2016-10-04 05:02 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)
出題難易度がどうも安定しない。
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だから易化⇔難化年で点差が変わり、
誰が合格するかも変わる。

年1回の国家試験が、こんなサイコロの出目で決まって良いか?今日はこの変化が恣意的⇔天然どちらかの仮説から。


■難易度変化は恣意的?天然?■

H28「Ⅳ」が作問済と仮定し、後出しジャンケンで仮説を一つ。

昨年の「Ⅳ」易化を受け、
A:今年も易化すれば恣意的
B:今年は難化に戻れば天然

その遠因は昨年の得点開示。あの易化が「Ⅳ荒稼ぎ一発屋」を防ぐ意図なら今年も易化。合格者層操作の意図がなければ、作問者の意地で今年は難化。

事例Ⅳの勝利の女神は滅多なことでは振り向かない。1年の努力が実を結びにくい理由を列挙。

①「経営分析」満点+計算問題正答で、本来は合格者平均+20点取れる。
②個別計算問題の基本は、CVP分析とFCF算定(NPVまたは企業価値)
②だが個別計算問題は、見たこともない初見問題の出題あり。
③しかも80分では解ききれない分量の出題あり。
④高得点狙いで焦ると、1つのミスから連鎖的に大失点。
⑤計算努力と無関係な、ランダム知識問題の出題あり。
⑥点差つけようと意気込むが、易化年は周囲と点差がつかない。


年1回の国家試験を作問者の機嫌=サイコロ任せは嫌。そこで対応策も自明。
・「Ⅳ」難化を想定して準備。難化すれば「Ⅳ」で稼いで合格。
・易化しても困らない様、「Ⅳ」一本足でなく、「Ⅰ~Ⅲ」も稼ぐ。
・要するにリアルオプション。ブレ前提の分散投資はリスクを下げて高リターン。
「知ってるよ。当たり前だよ。それができれば苦労しないよ」、・・いつもの声が聞こえる。だが当試験、「当たり前のことを当たり前にやる」のが題意。知ってることをやらない、出来ない、否定から入るタイプに2ヵ月合格は無理なのであしからず。


■過去との違いに学ぶ~事例Ⅳ■
<その2> ※H24「Ⅳ」は難化。

経営分析が大事

わずか1年前に借方・貸方から学習開始した人が、今では財務諸表を一目見て経営助言ができる。よってこの1次「財務・会計」→2次「事例Ⅳ」とつながる教育システムは秀逸。

■過去記事使って総まとめ~事例Ⅳ■

では過去記事を使い、事例Ⅳ対応準備の総まとめ。まず★マークの記事を読み、次いで他記事をチェック。両者に共通した主張はおよそ信じてOK。

.

□全体像~タイムマネジメント勝負□

【事例Ⅳ】普通のことができれば勝ち
【事例Ⅳ】(今さら??)全体像把握プロセス
いつも通りに、当たり前に
【2次道場】事例Ⅳ個別計算問題のポカよけ術
事例Ⅳの戦い方その2

診断士に求められる財務会計スキルとは、計算そのものより、どの論点が問われているかの見極め力。その力を備えた自信があれば、あとはいつも通り・当り前に・普通のことをやれば勝ち。

.

□経営分析~人並みに解答□

徹底攻略!!経営分析
【事例Ⅳ】「あと一歩の答案」Part2
事例Ⅳの戦い方その1
事例IV:経営分析~ショートカット得点法
財務公式シリーズ(5/7-1) 経営分析の指標 その1

合格者レベルは経営分析は皆ほぼ満点。
従い点差を狙わず、ごく当たり前に普通の答案を書く。

.

■個別計算問題対策シリーズ■
※内容古いので注意

#1:CVP分析
#2 プロダクトミックス
#3: キャッシュフロー計算書
#4 意思決定会計!  
#5: 企業価値
「営業レバレッジと安全余裕率」

周囲ができる所を確実に正答し、狙えそうなら残りで上積み。
ポイントは高い点取るより、ポカミスをしないこと。


□計算ミス防止・検算□

【事例Ⅳ】「計算ミス」はミスではない
80 分間のお作法:ZonEの事例4

人はなぜ計算ミスをし、ではどうすれば良いのか。
4つの事例の最後に試される問いかけは、結構意味深。


.

■今日のまとめ■
「Ⅳ」出題は、昔も今も変わらない。まず経営分析を問い、収益改善→事業投資→資金調達(or知識問題)の順で鉄板。だがなぜ傾向変化に受験側はキリキリ舞い?

管理会計の出題パターンは無数にある。
問題集を回転し解き方を覚える学習では限界。

そういえば、過去問で一度問われた捻りが再登場することは稀。そこに気づいてどう手を打つか。

読む→「Ⅰ~Ⅲ」と異なり、「Ⅳ」の問題本文に深い意味はない。経営分析の材料程度。
考える→ここ大事。「考えないで解く」=過去問と同じ問題は出ない。眼力勝負。
計算→計算力の多寡で点差をつける意図はない。 ※受け売り


「Ⅳ」の勝負所は、毎日コツコツ計算したり、解き方を覚えることではない。「過去に合格した人たち」の学習法は、原則間違ってるので要注意。ではまとめ。
・「Ⅳ」の出題難易度が安定せず、出題により合格者が変わるサイコロ合格。
・この難易度変化が恣意的か天然か?H28出題に注目し、難易双方の両構え。
・過去から変わらず、「経営分析」を取るのが最優先。
・「Ⅳ」の計算ミスは、ミスでない。「Ⅳ」は表面上変化しても、本質は全く不変。
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by dojonagoya | 2016-08-28 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)
論点別問題集を買い、
回転させて解き方を覚えるww
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昨年3月にこんな記事を書いたが。

事例Ⅰ事例Ⅱ事例Ⅲ事例Ⅳ総合
4969507961.75
CABAA(合格)
この「事実のひとつ」だけ見ると勘違いするが。「事例Ⅳ」は努力が報われる試験でもなければ、勝利の女神に微笑まれることも稀。悪いけど、

自分だけ、「Ⅳ」を他人より飛びぬけて得点する必勝法

など、世のどこにも存在しないのであしからず。昨年のイケカコ5週シリーズは、従前の「何回転もして合格しました!」の間違いの訂正が狙いであり、オススメではない。

上記合格パターンはアリだが、「たまたまⅣが当たり」「たまたま合格」した結果に過ぎず、そのたまたまを目指すやり方が正しいか否かは自己責任。診断協会が「Ⅳ」荒稼ぎ合格を見過ごす気などないのは、昨年「Ⅳ」の易化をみれば忖度可能。
※悪口ではないが。従来「Ⅳ」を得意にスト合格する方が多かったのは、「Ⅳ」の加点もさながら、「Ⅳ」対策に時間をかけず、その分「Ⅰ~Ⅲ」で必要な対策を取ったから。


■間違った学習法■

従来の「財務」「Ⅳ」の学習指導、特に過年度向けのそれは間違いだらけ。

△毎日コツコツやる
△論点別にまとめられた問題集を買い、回転させて解き方を覚える。


△毎日コツコツ解き方を覚える学習法は、簿記で言えば2~3級に相当。周囲も皆間違ってるから気づかないが、「Ⅳ」が問うのは起きた事象をどの手法を適用して解決するかの眼力勝負。

一論点への深入りだけでなく、1日で問題集1冊を解き切る「どっぷり」的なアプローチがないと、なかなか壁を突破しない。
市販問題集の答えを覚えるやり方は、「周囲と同じ問題なら解ける力」までを保証。易化したH27と違いH28でもし出題側が「点差をつけたい」、受験側が「ここは取りたい」と思う所には、別の手口が必要。
一言でいえば、「Ⅳ」はCVP、FCF算定、NPVといった基本論点に、簿記系知識のおまけパーツを絡めて出題。「点差をつけたい」時は、過去問通り・問題集通りの出題はしないのであしからず。


■スト生のイカサマ学習法■

魚心あれば水心。

これ決してイカサマではないが、高得点者の解き方にはやはり共通点あり。今日は1つ紹介。
■解答時間見積り法
・「事例Ⅳ」出題を見たら、第1問経営分析15分、第3問NPV20分、・・第4問知識問題10分の如く、解答所要時間を割り付け。論点と難易度を頭に浮かべて問題を解き、時間オーバーになったら次に移る。
これは7年前に筆者が講義で教わり、実際に採用。本質は今もそう変わらないかと・・。

○メリット
・問題から難易度を予想することで、論点・解法・所要時間が頭に浮かぶ。
・特に解法が浮かぶと、計算条件も頭に浮かび、ダミー条件で迷う時間をカット。
・自分が解きやすい問題から着手できる。
・難問の罠を回避。時間オーバーで次の問題に移っても、部分点なら確保。


×デメリット
・問題から難易度を予想するには、「Ⅳ」合格実力到達が前提。
・経営分析は当たり前に満点取ることが前提。


■今日のまとめ■
連投シリーズの良い点は、文章短く言い足りない分、要点をつかみやすいこと。診断士試験、特に過年度生が犯しがちな、「問題集を回転し答えを覚える学習」ではⅣの新規出題に歯が立たないと周知徹底すると。

今年は間に合わないが、1次「財務」の教え方が変わり、
来年以降の「Ⅳ」の競争の質が更に高まる。

この後どこかで書くが、1次「財務」易化年の「事例Ⅳ」は一般に易化。今年は難化:易化=3:7位と予想するので、「Ⅳ」不得手の方は、周囲と同じ「問題集回転」に少し+αを入れ、今年で「2次」通過を目指したい。ではまとめ。
・「Ⅳ」荒稼ぎ合格は過去に例があるが、今後続く保証はなく、協会にその気もない。
・市販問題集を回転させ答えを覚えるやり方は、「Ⅳ」の勝負所には通用しない。
・「Ⅳ」高得点者に共通するやり方のひとつが、「解答時間見積り法」。
・受験校が従来の指導法の誤りを認めると、1次指導法が変わり、競争の質が向上。
by ふうじん
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by dojonagoya | 2016-08-27 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)

Q: 従来(特に過年度生)の「事例Ⅳ」指導、学習の誤りを5つ挙げ、それぞれ対策を述べよ。

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A:

①問題集を回転し、解き方を覚える学習に依存。

②応用・捻りの変化に弱く、出題傾向変化の言い訳ばかり。

③理論の裏付けも実務の実践もなく、机上の学習に終始。

④アカウンティング⇔ファイナンスの切り分けが曖昧

簿記学習を嫌がる代わりに、「財務」コツコツをやたら推奨

診断士受験校・受験生は「事例Ⅳ」の応用・捻り出題にからっきし。その原因が「簿記の理屈」「実務で実践」を欠く、問題集回転=「財務」は毎日コツコツの誤った指導にあるのは既に指摘済。


例えば簿記学習でコツコツ=問題集で解法を体得する必要期間は、簿記3級(仕訳)=1か月、簿記2級(原価計算)=2ヶ月。「事例Ⅳ」は上記の通り理解+実務実践力を問うから、コツコツ期間は最長3ヶ月まで。それ以上はスラスラ理解+実践抜きに力は伸びないのであしからず。


■誤り⑤:簿記学習を嫌がる代わりに、「財務」コツコツをやたら推奨

現状の把握
→実力を欠く講師ほど、自分の成功体験から「財務」は毎日コツコツ!を推奨。
解析
→「毎日コツコツ!」と連呼し、不合格時に「毎日コツコツしないからです」と言い訳可能。
対策の立案
どの受験校に学ぶかは自分で選択可。イケカコ知識レベルで教えてくれる講師に学ぶ。

「事例Ⅳ」対策に毎日コツコツ(解き方の体得)は通用せず、知識理解と実務実践が得点力差。従い既に各所で書かれているが、コツコツの逆=1日どっぷり「事例Ⅳ」が有効と気づくセンスが当り前。


過去問の尻を追っても無駄だからオススメしないが、新作問題集を買い「1日で解き切る」ことも選択肢のひとつ。


また本日#5知識の通り、「将来の不確実性を解消する方法には、カネを払う価値あり」。完全無料の当ブログとは無縁だが、必要な所にカネ突っ込む(=受験校に通う)ことも、短期合格センス。



■#5その他意思決定~事前知識■

イケカコもくじイケカコ「要点整理」
11原価計算の新領域C
★☆☆
★★☆
.
ライフサイクル・コスティング
品質原価計算
12不確実性と情報C
★☆☆
★☆☆
★☆☆
.
意思決定と不確実性
期待値最大化による決定
完全情報の期待価値


要点は以下。

①原価計算
②品質原価計算
③不確実性

上記3つの要点を各例題・問題で以下の通り学ぶ。

①原価計算②品質原価計算③不確実性
§11
例題1
○LCC
○標準原価計算
例題2○コスト紐つけ
例題3○標準原価計算○コスト紐つけ
問題1○LCC
○時間価値PV
問題2○コスト紐つけ
○トレードオフ
§12
例題1
○ペイオフマトリクス
○完全情報
例題2○ペイオフマトリクス
○デシジョンツリー
問題1○ペイオフマトリクス
○完全情報
問題2○ペイオフマトリクス
○デシジョンツリー

①原価計算

ライフサイクルコストは、ここ5年の1次「財務」で未出題であり、「Ⅳ」で問われる可能性はまずない。要するに標準原価計算の変形=出題するならCVP分析と絡めて、と予想しておくと万全。


②品質原価計算

品質原価計算はH25「事例Ⅳ」で唐突に出題され不興を買った。だが「品質原価計算」の知識を前提に問題読み直すと、解けない方が不思議。その論点は以下2つ。

1)コストを紐つけ
(品質適合コスト)予防原価・評価原価
(品質不適合コスト)内部失敗原価・外部失敗原価

2)トレードオフ
品質適合コスト⇔不適合コストは、相反トレードオフの関係。経済的発注量EOQと同じ理屈で、コスト最小にしたければ、適合コスト=不適合コストとなる点を選ぶ。だが設計品質(クレームの発生許容度)は企業により異なり、コスト最小=最良ではない。


③不確実性

「Ⅳ」対策で必須。受験校テキストでしっかり理解。

.
■エクセル開始■


<Lecture 11>

例題1:ライフサイクルコスト(LCC)の予想PLは標準原価計算をちょこっと変えるだけ。不明なら標準原価計算に戻ってやり直し。

例題2:発生費用を、予防・評価・内部失敗・外部失敗に紐つける練習。暗記でなく意味で理解しないと応用が利かない。

例題3:費用額でなく「単位当たり」と言われたら標準原価計算を思い出す。CVP分析の問題と何か似てると気づくと有利。

問題1:ライフサイクル=長期なので、時間価値PVと組み合わせ出題可能。収益がなく戸惑うが、解き方はNPVと同じ。

問題2:発生費用を4費用に紐つけて集計。なおトレードオフ→予防+評価=内部+外部失敗コストになると、総コスト最小。EOQとセットで理解。


<Lecture 12>

例題1:「経済」ゲーム理論のペイオフマトリクスに発生確率を加えると、期待値計算可能。外れなくピタリと当てる占い師がいたら、期待値の差額分までカネ払って良い。

例題2:ペイオフマトリクスの情報をデシジョンツリーで書いてみる。答えは同じ期待値計算。

問題1:注文数→需要数→発生確率の順でペイオフマトリクスを正しく作る。確率通りなら期待値計算で判断、完全情報があればカネで買いその数量で確実に儲ける。

問題2:デシジョンツリーを使うと、将来やる・やらないの段階的投資。柔軟性があるとNPVが上がり投資しやすいとするのがリアル・オプション。

.
■今日のまとめ■

明確な点差を説明しづらいⅠ~Ⅲにくらべ、Ⅳは明確。従い巷で言われる通り、スト生の稼ぎ所は「Ⅳ」。

・イケカコを解くと、「Ⅳ」の問題が超簡単に思える効果。
・ライフサイクルコストは直接原価計算の一種。前に戻って解き直し。
・品質原価計算は費用紐つけ・トレードオフ。EOQに戻って解き直し。
・不確実性は「Ⅳ」の大好き論点。リスク減らしてリターンを増やす。

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by dojonagoya | 2016-08-12 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)

Q: 従来(特に過年度生)の「事例Ⅳ」指導、学習の誤りを5つ挙げ、それぞれ対策を述べよ。

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A:

①問題集を回転し、解き方を覚える学習に依存。

②応用・捻りの変化に弱く、出題傾向変化の言い訳ばかり。

③理論の裏付けや実務の実践がなく、机上の学習に終始。

アカウンティング⇔ファイナンスの切り分けが曖昧。

⑤?

「事例Ⅳ」はFCF算出(※CF計算書に非ず)が毎年問われ、うちNPV(=投資経済性判断)を出題することが主。NPV(=投資経済性判断)とは、

  • 相互排他的投資案※があるとき ※どちらかしか選べない
  • 今いくらキャッシュを用立てれば
  • 今後数年でいくらのキャッシュを回収し、最終的にどちらが儲かるか

であり、資金・財務(ファイナンス派)の領域。だがイケカコストーリーに沿い、

原価計算
→直接原価計算
→CVP分析
→業務的意思決定(差額原価収益)
→構造的意思決定

の順で攻めるのが簿記系受験生(アカウンティング派)。で、彼らが「NPV法は会計論点」と厚かましく主張する根拠が、「差額原価収益」。確かにこれが出来ると、計算迅速かつ正確。


だが今の受験校指導はこの点に触れず、過去問の後追いばかり。ひどいのになると営業CFや財務レバレッジの公式暗記に終始。数年かけてそんな指導・学習で良いのか?と疑問を呈し、今日もイケカコをエクセルで。


■誤り④:アカウンティング⇔ファイナンスの切り分けが曖昧

現状の把握
→頻出NPVが財務⇔会計論点どちらかを明示せず、偏った解き方しかできない。
解析
→「事例Ⅳ」作問者は、会計論点を絡めて応用・捻りの作問。すると受験生がからっきし。
対策の立案
イケカコストーリーは自分だけこっそり使って差別化。他人に教える必要なし

【例題】H24事例Ⅳ 出題の趣旨

第1問 (改修後の予想FSによる)経営分析、投資経済性評価(NPV法)

第2問 CVP分析 (固変分解、感度分析含む)

第3問 企業価値算定 (DCF法=予想FCF、WACCから)


H24事例Ⅳは良問の誉れ高い。イケカコエクセル採用派なら、自力でエクセル解きして、こう気づく。

・経営者への助言=企業価値向上には、ミライのFCF改善が条件。
・企業価値はDCF法で。将来のFCF/WACC ←ファイナンス論点
・投資経済性はNPV法で。ただしFCFは会計(財務諸表)で求める。←両者のミックス
・CVP分析は定番。ただし固変分解、感度分析など応用・捻りあり←アカウンティング論点

当問の題意は、原価計算~DCF法まで実務が一つなぎであることを示すこと。またCVP、NPV、FCF、DCFまでの論点輪切りに終始する指導、学習への警告とも取れる。


このレベルが再出題されると、「Ⅳ」で20~30点差が開き、今の総得点合否判定では一発で勝負がつく。簿記の基本を無視、また実務意識も欠き、ひたすら問題集回転と公式暗記の今の学習指導で良いのか?受験校のうち何校が試験の題意を忖度する力があるのか、はなはだ不安。


■#1CVP分析~事前知識■

イケカコもくじイケカコ「要点整理」
8戦略的意思決定(1)
投資評価基準
S
★★☆
★★☆
★★★
.
戦略的意思決定(構造的意思決定)
貨幣の時間価値
投資案の評価基準
9戦略的意思決定(2)
経済的効果
S
★★☆
★★★
★★☆
★★☆
★★☆
.
投資額
経済的効果の測定
経済的耐用年数
処分価額
減価償却費の税効果
10戦略的意思決定(3)
資本コスト
S
★★☆
☆☆☆
★★☆
☆☆☆
★★★
.
感度分析
インフレと設備投資決定
資本コスト
源泉別資本コスト
加重平均資本コスト


Lecture 8, 9, 10の要点は以下。

①時間価値
②投資評価基準
③経済的効果(正味CF、税引後CIF)
④おまけパーツ
⑤資本コスト

上記5つの要点を各例題・問題で以下の通り学ぶ。

☆=良問。△=難問、先送りでOK。


時間価値

投資評価基準

経済的効果
正味CF
税引後CIF

おまけ
パーツ

資本コスト
§8
例題1
年金現価
例題2☆会計的利益率
回収期間
NPV
PI
IRR
問題1理論
問題2回収期間
NPV
PI
IRR
§9
例題1☆
年金現価NPV税引後CIF
例題2☆年金現価NPV税引後CIF投資額
処分価額
例題3△複利原価△IRR税引後CIF埋没コスト
処分価額
問題1年金現価NPV税引後CIF
問題2△複利原価NPV税引後CIF△総合問題
問題3☆複利原価NPV税引後CIF運転資本
問題4△△回収期間△税引後CIF△運転資本資本コスト
§10
例題1
年金現価NPV税引後CIF△CVP分析
例題2△×インフレ率
例題3☆配当割引M
WACC
△社債コスト
問題1年金現価NPV税引後CIF△CVP分析
感度分析
問題2会計的利益率CVP分析
RI、EVA
WACC
問題3☆複利原価NPV税引後CIF△反復投資
処分価額
WACC

①時間価値

ここは頻出。理屈も大事ではあるが、複利現価係数表・年金現価係数表を手順通りに使えればまずOK。


②投資評価基準

「財務」で教わる通り、診断士では1)NPV法 2)IRR法 3)PI法の順に大事(※ 4)回収期間法、5)会計的投資利益率法、「Ⅳ」ではまず出ない)

上記の様な表を自作すると、NPV法=最重要だと明確。もし他の方法で揺さぶられても冷静に対処可能。そして今まで小難しく感じたネット記事がスラスラ読める効果を実感。


③経済的効果(正味CF、税引後CIF)

受験校は、経済的効果(税引後CIF)の考え方をきちんと教えない。そこでイケカコ解説を写経し、大事な所を自分でマークする。

第一に、経済的効果はキャッシュ・フローによって測定されるということである。制度的な会計による収益と費用の差額たる利益は投資決定においては、経済的効果の適切な概念ではない。経営活動の結果としてのキャッシュ・フローの変動を示すキャッシュ・フロー計算書においてはキャッシュ・フローが営業活動、投資活動、財務活動に分けて示される。投資案からもたらされる将来のキャッシュ・フローは投資案を採用することによってもたらされる現金流入額と現金流出額の差額である。キャッシュ・フローは、しばしば、税引後利益に減価償却費を戻し加えた値として求められる。減価償却費は現金流出を伴わない費用(非現金費用)であるため、キャッシュ・フローを求めるため利益に戻し加えられるが、非現金費用であれば減価償却費以外の費用であっても同様に処理される。

※利子の扱いについて・・実は大事なコト言ってるが、ここでは一旦省略。

耐用年数が経過した後で、投資案が処分価額をもつと予想される場合には、その額は耐用年数終了時の現金流入額として計算に入れなければならない。
第二に、経済的効果は増分で表されなければならない(←差額原価収益)。投資を行わなかった場合と行った場合とで変化する部分にのみ注目することが重要である。

④おまけパーツ

意思決定会計の最重要得点源、NPVは必ず以下の手順が出題される。

1)基本パーツ →投資評価基準(§8)経済的効果(§9)資本コスト(§10)
2)おまけパーツ →処分価額、運転資本変化、ダミー条件(埋没コスト等)

NPVの問題には必ず3つの基本パーツ。だがそれだけでは点差がつかないから、各種おまけパーツの出番。

※このオプションパーツを事前にリスト化するのが「簿記」演繹型。実務勘や数学センスでパズルの様に解くのが帰納型。今年はこの2本立てで「Ⅳ」を攻略。

⑤資本コスト

資本コストは加重平均でWACを計算するだけ(※最適資本構成はまだ難しすぎて、NPVとは絡めない)

.
■エクセル開始■

戦略的意思決定会計、つまりNPVの問題は、一見受験校から教わった通りにやれば解ける。だが思いもよらないオプションパーツの新作問題で、毎年受験生を失望の底に貶めるのが「Ⅳ」。

どこが基本で何がオプションパーツか。問題集を回転させつつ、そこを自分で整理するのが「Ⅳ」得点差=合格所要年数の差。

<Lecture 8>

例題1:年金現価係数表の使い方。X円の5年均等払いで300万円→X円×年金現価係数=300万円→X円=300万円/年金現価係数。解く時に理屈は不要だが、肝心の時に迷わない様、必ず理屈で理解する。

例題2☆:実際に投資評価基準ごとに計算。解説見ながらで良いので、体で覚えるまでしつこく何度も計算しなおす。IRR法のみ別途説明。

問題1:深入り不要。ただしIRR法の計算は1次未出題のため出題できず、問われるとしたら理論(1次財務H25 問17)。そこだけきちんと理解。

問題2:4基準の計算結果を比較。IRR法のみ計算はやらなくて良い。選ぶ基準により採否の結果が異なることに納得。


<Lecture 9>

例題1☆:問1:正味CF=税引後CIFボックスを書いて求める基本。問2:正味CFに現価係数をかけ、投資額を引いてNPVを求める基本。

例題2☆:「Ⅳ」がこのレベル。取替投資の税引後CIF計算は差額CFを使う(売上収入は新旧同じ=無視して良い)。期首期末に処分がある時は、売却損益TS(タックスシールド)が必ず絡む。

例題3△:会計士・簿記1級で担当者の誤りを指摘する「誤文訂正」は、診断士では問われない。税引後CIF(差額)のBOXの書き方だけは習得したい。

問題1:取替投資と来たら、代替案のNPVをそれぞれ計算し、有利な方を取る。あえてエクセルを使い、タイムテーブルの書き方を習得しておく。

問題2△:問1~5→業務的意思決定・CVPの問題、問6→差額原価収益、問7→NPVの問題。やらなくて良いが、エクセル使って題意を整理しておくと、総合問題への対応力UP。

問題3☆:税引後CIF・NPVの基本問題で、運転資金の変動を毎年のCIFに加える。良問。

2015/6/10 エクセル解法を追加しました。

イケカコ解説のさらに解説・・以下4点がポイント
①限界利益=CIFを自力で計算(売上収入-製造費用支出)
※限界利益(会計用語)=CIF(キャッシュ)となっていることに注意。
②新規設備は最終年に簿価で売却すると「みなす」。
※問題文には書いてない。

③税引後CIFの計算がポイント。イケカコ解説とは異なるが、税引後CIFボックスを自分で書く方が良い。
④運転資金増減の影響は、解説の値を自分エクセルに記入して納得。

設問1つの正答に、4つも5つも知識を動員して解かせるのがイケカコ。だから問題集ではなく、エクセル使って実務知識をINPUTするツールとして使うのが正しい。

問題4△:一見儲かっているが、資本コスト(§10)を考慮するとそうでもないと指摘する問題。これもやらなくて良いが、エクセル使って題意を整理しておくと、NPV法の利点に納得。


<Lecture 10>

例題1:問1はNPV計算のごく基本。問2は解説が不親切だが、NPVを5年分のCIFに割り戻して、それが損益分岐点売上高を超えた分とする考え方。解らなければ飛ばしてOK。

例題2×:NPV計算に使う割引率に、名目利率(インフレ加味)を使うとどうなるかの話。出ない。

例題3△:問1配当割引モデルは必須。問2はパスして、4.3%の答えを使い、問3WACCが計算できればOK。社債資本コストを配当割引モデルで求めるやり方は筆者も初見。なるほど・・レベル。

問題1:投資意思決定の基本パターンに、CVP分析・感度分析を加えて応用。このレベルの問題は解ける(はず)

問題2:簿記1級の典型的な出題。CVP分析を経て儲かると次に投資したくなる。利益率が下がるのを嫌がる店長をEVAで説得。EVAにはWACCが必要。簿記論点をつなげて出すのが総合問題。

問題3☆:☆耐用年数の異なる投資=最小公倍数まで反復投資と知っておくだけで心強い。後は普通の投資2案代替比較。

※お詫び:今回、時間の都合でLecture 10 問題1~3は解いていません。可能な限り追って修正しますが、もし誤り・気になる点がありましたらご指摘お願いいたします。

.
■今日のまとめ■

Lecture 9の問題は至難。それは論点が後になるほど、既出論点と組み合わせた総合問題=実務レベルに近づくから。「Ⅳ」は従来、この個別計算問題の処理で最低10点、平均15~20点の点差がついた。

「Ⅳ」で80点取れることが判明した今。受験校の「Ⅳ」対策が、重要論点輪切り後追い指導のままか、論点をまたいだ解き方の共通点へとシフトするかに注目。ではまとめ。

・イケカコは問題集ではない。難問はエクセル使って理屈を理解。
・投資評価基準はNPV。PI収益性指数で補完。IRRは理論を押さえる。
・経済的効果(正味CF)の把握で正否が決まる。税引後CIFBOXで解く。
・診断士のWACCは単に加重平均で求まる。あんまり慌てない。

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by dojonagoya | 2016-08-11 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)

Q: 従来(特に過年度生)の「事例Ⅳ」指導、学習の誤りを5つ挙げ、それぞれ対策を述べよ。

a0354838_13115749.jpg

A:

①問題集を回転し、解き方を覚える学習に終始。

応用・捻りの変化に弱く、出題傾向変化と言い訳ばかり。

理論の裏付けや実務の実践がなく、机上の学習に終始。

④?

⑤?

「財務」「事例Ⅳ」が難化すると。「今年の出題傾向は変化しましたが、基礎を押さえれば十分対応できる問題でした」・・自分の教え方の悪さを棚に上げ、受験校の言い訳は毎年コピペ。


■誤り③:理論の裏付けや実務の実践がなく、机上の学習に終始

現状の把握
→診断士「財務」対策は問題集回転偏重。理論の裏付けも、実務での実践もない。
解析
→問題集の答を覚えた所で成長STOP。新作問題を見ると再び答え覚えて満足。
対策の立案
イケカコ解説で理屈を知り、次いで身の回りの実務で使ってみる

参考:意思決定会計の実務場面
・ねぇ、今度受けた特別注文は採算が合うかしら?
・ちょっと、この部品在庫の経済的発注量はいくらかな?
・おい、この投資案A⇔Bで、どちらが儲かるか計算しといて。

身の回りの実務で使えと言われ、ホントにこんなシーンに出遭えば貴重。会社が大きくなるほど機能分化が進み、それぞれ社内の専門家がいるから、なかなかそんな実務風景は見掛けない。

そんな時にイケカコ。

当初は理論テキストでありながら、例題・問題は実務レベルの仔細な条件設定。ただこれ実務なのだから、電卓手計算でなくエクセル使用でスラスラ。特に今日の#3、明日の#4は最凶レベルの難易度設定。


■#3業務的意思決定~事前知識■

イケカコもくじイケカコ「要点整理」
6業務的意思決定会計S
★★☆
★★★
.
業務的意思決定の特質
差額原価収益分析
7活動基準原価計算C
★☆☆
★☆☆
.
活動基準原価計算(ABC)の意義
ABCの基礎概念


Lecture 6, 7の要点は以下。

①差額原価(意思決定基準)
②費用概念
③代替案(出題タイプ)
④活動基準原価計算

上記4つの要点を各例題・問題で以下の通り学ぶ。

☆=良問。△=難問、先送りでOK。


差額原価

(意思決定基準)

費用概念

代替案

(意思決定タイプ)

活動基準

原価計算
§6
例題1☆
○差額
例題2☆○差額○機会費用○内外製
例題3☆△部門貢献利益○非関連費用○セグメント損益
例題4○差額○追加加工
問題1○差額○セールスミックス
問題2☆○差額○特別注文
問題3☆○差額○追加加工
問題4△△差額(難)○埋没コスト△内外製(難)
問題5☆○差額△追加加工・連産品
§7
例題1
例題2○2製品
問題1○パズル
問題2
問題3

①差額原価(意思決定基準)

受験校は、差額原価の考え方をきちんと教えない。そこでイケカコ解説を写経し、大事な所を自分でマークする。

ある意思決定を実施すると、実施しない場合と比べて原価や収益が変化する。意思決定により変化する原価、収益差額原価、差額収益という。差額原価・差額収益は意思決定に関連を持つということから関連原価・関連収益ともいわれる。意思決定により影響を受けない原価や収益は意思決定に無関連であり、意思決定に際し考慮する必要はない。したがって、意思決定に必要な財務情報は考慮中の代替案間で異なる将来の予想原価・予想収益ということになる。
関連原価・関連収益の概念の特徴はそれが将来に係るということである。意思決定は将来に関して行われるのであって、過去を変更するために行われるのでないから過去の原価は意思決定に無関連である。将来の原価であっても代替案の間で同額の発生が予想される原価であればそれは意思決定に関連する原価ではない。意思決定に関連する原価・収益は代替案の間で異なる原価・収益である。
意思決定に関連する原価概念として埋没原価(sunk cost)と機会原価(opportunity cost)がある。埋没原価は与えられた状態のもとで回収不能な歴史的原価のことで、その基本的特徴は経営者が行う意思決定に当たって考慮されないという点にある。そして無関連原価と同じく特定の意思決定によって影響を受けない原価という意味で使われている。機会原価は代替案のうち一つを選択したことにより犠牲にされる経済的資源を、他の代替案に振り向けたならば得られるはずの最大の利益額、すなわち最大逸失利益額で測定した原価である。

②費用概念

上の解説で費用収益、過去将来、差額同額、回収可能不能、機会埋没・・と言われても、正直意味不明。そんな時はスッと表で整理。

過去将来
×非関連○関連
差額.
※回収可能額
→将来コストへ
発生費用
+機会費用
-回収可能額
×非関連×非関連
同額・埋没コスト
・回収不能額

意思決定する人は忙しく、いちいち全部のことは考えたくない。だから、

将来の差額=発生費用+機会費用-回収可能額

だけ使ってズバリ判断。過去のコト、考えても変わらない(同額の)コトは考慮しない。だから迅速。

.

③代替案(意思決定タイプ)

上記の通り、意思決定とは×非関連原価を外す作業。

→解答に使わないダミー条件が必ず書いてある。
→計算条件から答えを考えるのでなく、使う計算条件を逆算して探す。
→想定される出題パターンを予め整理しておく。

ん、どこかで聞いたことある気がするが、業務的意思決定会計の出題パターンは以下の通り。

①費用②収益利益②⁻①良くあるシナリオ
§6内外製○差額ウチの部品買いませんか
と売り込みがある
特別注文○差額○差額○差額負けてくれたら買う!
と大口顧客が登場
追加加工○差額○差額○差額もう一加工する・しない
でどちらが儲かるか
△連産品※出ない
§2CVP分析固定費F
÷限界利益率
固定費を限界利益
で回収
§3セールス
ミックス
制約条件
あたりCM
限界利益CMを
最大化する組み合わせ
§4セグメント
損益
部門貢献
利益CM
見た目赤字でも部門CM>0
なら固定費F回収に貢献
§5EOQ費用最小発注費=保管費となる
発注量Qを決める

問題解いたら、自分なりの表にまとめると、実務でスッと使い易い。上のパターンが本当に全部なのかも、自分で問題解いて確認。

.

④活動基準原価計算(ABC)

製造間接費をどう配賦するかの問題。意外と人間臭いイメージで↓。

△伝統的原価計算 →何か一つの基準でエイヤと決める。粗っぽいので、社内で文句言うやつが出てくる。
○ ABC活動基準原価計算→コストプール×ドライバーとカタカタ用語で吹っかけ、文句言うやつを黙らせる。

.
■エクセル開始■

知識は解った。ではエクセルで。

業務的意思決定=差額原価収益の問題は、複雑怪奇で難解。だが何度か解き直し、その難解さ=ダミー条件の存在と気づくと、「Ⅳ」本番で勝てる。

<Lecture 6>

例題1☆:業務的意思決定(=○○すべきか否か)を求められたら、限界/貢献利益を全て計算せず、差額原価で答える。

例題2☆:内外製(外注すべきか否か)の問題。自製・外製それぞれの差額原価と「機会原価を加えて」、原価の大小で判断。

例題3☆:セグメント存廃はどの段階の利益で判断するかを問う。個別に紐付く「関連費用」で考えるのが「部門貢献利益※」。

例題4:代替案の問題では、同額、非関連費用は無視。差額原価で答えてショートカット。値上げ・値下げ交渉に応用。

2015/7/1 エクセル解説追加

問題1:セールスミックスの問題に見えるが、聞いているのは差額利益(収益-費用)が±どちらになるかの意思決定。

問題2☆:現状より増産するか否かの判断は、総額でなく差額原価収益のショートカットで判断して、手抜き。

問題3☆:追加加工するか否かは、元の商品の売価原価は無視し、追加分の差額原価で判断。シンプルで良問。

問題4:問2埋没コスト、問3多桁式費用の扱いが難。一旦飛ばし、後から解き直しでOK。

問題5☆:追加加工・連産品の出題で一見難しいが、同額非関連費用は無視して良いので計算超簡単。ぜひ解いておく。

2015/7/20 エクセル解法追加

<Lecture 7>

例題1:ABCの基本手順。コストプール総費用/総数量で「活動原価率」を求め、数量を掛けて製品にコストを配賦する。

例題2:伝統的原価計算では数量の多い製品に原価を多く配賦。ABCでは小ロット品への原価配賦の精度を上げ、採算を見る。単位の扱いに注意。

問題1:パズル式総合問題。「単位あたり原価」=直接材料費+直接労務費+製造間接費である「標準原価の知識」と、コストプール⇔ドライバーを紐つける「生産知識」を、自分で補う。

問題2解答中

問題3解答中

.
■今日のまとめ■

Lecture 6の問題は診断士受験生にとり、二重の意味で難しい。

①業務的意思決定を十分教わっていない(「財務」出題ウェイトが低い)
②算盤の試験に思わせ、実は国語の試験。

だがイケカコの国語=小学6年生と仮定すれば、「Ⅳ」本試験の国語=小学3年生位。難問に挑むコストとリスクを冒せば、「Ⅳ」荒稼ぎのハイリターンが射程内。ではまとめ。

・「Ⅳ」の点差は覚えた解法の数でなく、「会計能力国語検定」で決まる。
・差額原価=発生費用+機会費用-回収可能額。念仏の如く唱えて解く。
・業務的意思決定の問題は、出題パターンごとに使う計算条件をメモ。
・活動基準原価計算は一見メンド臭いが、人間臭くて意外とイイ奴。

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by dojonagoya | 2016-08-10 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)

従来(特に過年度生)の「事例Ⅳ」指導、学習の誤りを5つ挙げ、それぞれ対策を述べよ。

a0354838_13121808.jpg


①問題集を回転し、解き方を覚える学習に終始。

応用・捻りの変化に弱く、出題傾向変化の言い訳ばかり。

③?

④?

⑤?

財務」「事例Ⅳ」が難化すると。「今年の出題傾向は変化しましたが、基礎を押さえれば十分対応できる問題でした」・・自分の基礎の教え方の悪さを棚に上げ、受験校の言い訳は毎年コピペ。


■誤り②:応用・捻りの変化に弱く、出題傾向変化と言い訳ばかり

現状の把握
→診断士講座「財務」は、簿記の基本をすっとばし、過去問の後追い解説ばかり。
解析
→出題側は、受験側の後追いを見透かし、平均点下げるために応用・捻り。
対策の立案
応用問題の解き方を覚えるのでなく、応用・捻りの出題傾向を忖度

「事例Ⅳ」の題意は、簡易経営分析からの収益改善提案(個別計算問題)であり、お馴染みCVP分析、NPV、FCF算出が主題。だが出題側は、

平均50~55点とし、得点を正規分布させる

・・使命上、当り前AB:合否分け目CD:捨て問E=4:4:2で出題せざるを得ない。


で、この合否分け目CD=応用・捻り出題は、①事前に想定可 ②初見新作で現場対応、の2通り。今日の#2CVP分析(応用)は、前者①のパターンを知る。


■#2CVP分析(応用)~事前知識■

イケカコもくじイケカコ「要点整理」
3CVP分析(応用)A
★☆☆
★★☆
★★☆
☆☆☆
.
CVP分析の基本仮定
多品種製品
セールス・ミックスの決定
全部原価計算でのCVP分析
4事業部の業績
評価
A
★★☆
★★☆
★★☆
★☆☆
★☆☆
☆☆☆
.
事業部制とは
事業部の業績と事業部長の業績
事業部の損益計算書と各種の利益概念
投資利益率ROI
残余利益RI
内部振替価格
5在庫管理B
★☆☆
★★☆
☆☆☆
.
在庫関連費用
経済発注量と発注点在庫量
かんばん方式・JIT


Lecture3,4,5の要点は以下。

①CVP分析
②セールスミックス
③ROI(要求利益率)
④RI、EVA(WACC)
⑤経済的発注量EOQ

上記5つの要点を各例題・問題で以下の通り学ぶ。


CVP分析

セールス
ミックス

ROI
(要求利益率)

RI・EVA
(WACC)

経済的発注量
EOQ
§3
例題1
○多品種製品
例題2○制約条件1
例題3○制約条件2
問題1○感度分析○多品種製品
○制約条件1
問題2○目標利益○制約条件2
§4
例題1
○ROI
例題2○ROI○RI
○EVA
例題3△△直接
原価計算
×振替価格
問題1○ROI
問題2△△直接
原価計算
×振替価格
問題3○EVA
§5
例題1
○EOQ基本
例題2○安全在庫
例題3○数量割引
問題1○安全在庫
問題2○感度分析
差額原価

※§4例題3、問題2で扱う「内部振替価格」は診断士試験では出ない。一つ手前のセグメント損益の問題を解けばOK。


①CVP分析

先週記事を参照
.

②セールスミックス

CVP分析標準原価が前提。だが単一製品だけ製造販売する企業はまず実在しない。そこで何をどれだけ作って売るか、以下の順で決める。

制約条件0多品種製品
(組製品)
組み合わせ固定。1セット計の売上S、
限界利益CMでCVP分析。
制約条件1セールスミックス制約条件当り限界利益CMが大きい順に作る
制約条件2線形計画法LP2製品x, yの生産可能数をグラフで描き、
一番儲かる組み合わせを試行錯誤で計算。

なお「経済」では逓増する費用曲線は、「財務」CVP分析では直線。つまり作れば作る程、売れば売る程ボロ儲け。だが「中小企業の経営資源は有限」だから、どれを作れば儲かるか最適セールスミックスが大事。

.

③ROI(要求利益率)

業績管理指標は、1)PL→2)BS→3)CFの順に進化。つまり1)赤字会社を黒字化。次に2)資本効率を意識。最後に3)現金生成能力=CF。

でも今は金融緩和・カネ余りの時代。だからCF経営は下火で、簡単・便利なBS経営指標(ROI・RI・EVA)の人気が定着。
.

④RI、EVA(WACC)

ROIの欠点を補うのが残余利益RI(率→額)経済的付加価値EVAも気になるが中小企業には敷居が高く、「Ⅳ」で出すならRI。なおEVAはWACCを使うが、時間価値は問わない。何か中途半端な奴のイメージ。
.

⑤経済的発注量EOQ

発注費用=保管費用の方程式(or公式暗記)で解くのがEOQ。発注費用⇔保管費用が二律背反(トレードオフ)であること、発注費用=保管費用となる交点が最低費用になる(※)ことを図で理解。

エクセル使用で自力で作成可。

※理屈が気になる人は、微分すると良い。だが試験でそこは問われないので、二律背反=品質原価計算とセットで覚えて鉄板。

.
■エクセル開始■

知識は解った。じゃ、解き直してみるか。

だが解き直す前に、【2】の要点×問題マトリクスを再度眺める。

今日の論点Lecture 3(セールスミックス)、4(事業部業績評価)、5(経済的発注量)は、事業部業績評価にセグメント損益(直接原価計算=限界利益概念)が絡む以外は、全く独立した別論点。

知識がつながる所はつなぐ。無関係な所は全く別論点。

この「論点つながり」を意識して解く⇔解かないで、今年10月時点の「Ⅳ」実力は天地の差。ではそれを実感するため、解き直し。
.

<Lecture 3>

例題1: 組み合わせ固定=組製品。1組合計の売上・限界利益額を計算し、CVP分析でSBEPを求める。

例題2: 制約条件1つ=セールスミックス。制約条件あたり限界利益を計算し、高い(儲かる)順に最大量を作る。

例題3: 制約条件2つ=線形計画法LP。2製品x, yの生産可能数をグラフで描き、一番儲かる生産組み合わせを試行錯誤で探す。

問題1: 製品a, b, cの各限界利益を求め、次に組製品にしてCVP計算を行う。おまけとして制約条件1つの時のセールスミックスを計算。

問題2: 問1,2で組製品のCVP計算+目標利益の練習。問3,4で制約2条件での線形計画法と条件変化時の感度分析を練習。良問。
.

<Lecture 4>

例題1: ROI計算の基本例題。ROI計算は、売上高・投資資本回転率と組み合わせ、虫食い形式で出題されることが多い。

例題2: ROIは率。RIは額。RIの利益率にWACCを使うとEVA。

例題3△: イケカコ例題は事業部損益(セグメント損益)の代わりに、一つ上の「振替価格」を扱う。これは診断士試験では問われないので、飛ばして良い。

問題1:ROIの虫食い問題は、むしろ1次「財務」レベル。管理可能利益の意味(限界利益CM-管理可能固定費)を再確認。

問題2△: これも飛ばして良い。事業部損益(セグメント損益)の問題を自分で探し、解いておけばOK。

問題3: EVAの計算問題はWACCを使う。NPVの問題とどこが違うかというと、時間価値を考慮しないこと。

<Lecture 5>

例題1: 発注費・保管費と発注費=保管費となる経済的発注量Qの計算。

例題2: 安全在庫の計算。方程式でなく、このように全て手計算して最安費用を求める手法が「試行錯誤法」「goal seek」。セットで知っておくと便利。

例題3: 数量割引コンボ。保管費が変動する指示があるため、方程式では解けず、これも試行錯誤法で求める。

問題1: 問1、2が基本のEOQ計算、問3はなぞなぞ。問4は「運営」知識で解く。だからEOQの基本は難しくない。

問題2: 「Ⅳ」で出すならこのレベル。突然「貸倉庫が見つかったり」「新規顧客が現れる」のがお約束。これを解くキーワード「差額原価」は来週学ぶので、一旦先送りでOK。

.
■今日のまとめ■

最後のLecture 5は、問題1→問題2で難易度ケタ違い。それは単にEOQを問うのでなく、(未学習の)差額原価概念を使って解く問題だから。「Ⅳ」のコツコツA実力⇔スラスラS実力の差がココ。

試験委員は簿記の権威。彼らの頭の中では簿記の全ての論点が網の目の様につながり、その組み合わせで自由自在に「Ⅳ」を作問。だから重要論点輪切り指導偏重の診断士「Ⅳ」対策では、毎年からっきしの繰り返し。

なお筆者の頭の中では、この差額原価概念が「Ⅳ」のキモ。ついでに「2次」全体戦略を支配。その説明は来週の楽しみにとっておき、ではまとめ。

・「事例Ⅳ」は教室レベル輪切りでなく、論点をまたぐ実務スキルを問う。
・組製品はCVPの派生。制約条件が加わるとセールスミックス・LP。
・ROI、RI、EVAは単独では出ない。1次「財務」で押さえれば十分。
・EOQも簡単過ぎて出ない。もし出るなら「問題2」クラスの総合問題。

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by dojonagoya | 2016-08-09 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)
先制パンチがだいぶ効き、「1次」の自己採点など時間ロスでしかない、と気づいた方が多い頃。このように、過去の合格者が自分の追体験させようとやたら何かオススメするのが、「2次」ブログ特有のタイムロス攻撃。十分な注意を呼び掛け、予告通りに「挑戦」開始。

Q:従来(特に過年度生)の「事例Ⅳ」指導、学習の誤りを5つ挙げ、それぞれ対策を述べよ。

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A:

①問題集を回転し、解き方を覚える学習に終始。

②?

③?

④?

⑤?

本日8/8(月)から「イケカコをエクセルで」を5連投。これは主に初学スト生、また従来の学習姿勢の誤りを認めた多年度生を対象に、コロンブスの卵的な「事例Ⅳ」対策の提案。


コロンブスの卵=革新は既得権者から否定、嫌がられるから、現状問題の指摘→改善案のQCストーリーで対抗。では今日はトップバッター①を説明。


■誤り①:問題集を回転し、解き方を覚える学習に終始■

現状の把握
→診断士「1次」は知識試験=問題集回転での暗記が有利。
だがその延長で「財務」をやり、見たことのある問題なら解ける受験生が続出。

解析
→解き方体得しても理解が弱く、初見問題に解法を適用する力を欠く。
対策の立案
イケカコを問題集でなくテキストとして使い、論点の意図・用途を理屈で補う
対策の実施
→エクセル解きをやる、やらないは自己判断で自己責任。

変な所で安心してよいが、「財務」「事例Ⅳ」が苦手な場合、それは自分のせいでなく、教え方が悪いせいと開き直ってOK。

新しい問題に触れることで、その問題のパターンを押さえる、知識を増やすという学習は、出題可能性の低い部分の知識を増やしているだけである。そのパターンに合致した場合はうまくいくが、往々にして、そうはならないだろう。それは、財務会計で取り扱う論点のパターンに比べて、管理会計で取り扱う論点のパターンが膨大なため、すべてに対処することは不可能であるからである。

会計人コース 2013.9 脱マル暗記講座 から引用


さらに悪いのは、イケカコを問題集として数回転させる学習法。1年かけ実力UPと勘違いするのは構わないが、そんなゆっくりペースは実務で通用しない。「イケカコ=問題集」の思い込みで、昨年筆者も電卓使用で5週かけたが、答え見ながらエクセルで解けば1週間もかからない。


■#1CVP分析~事前知識■


イケカコもくじイケカコ「要点整理」
1全部⇔直接原価計算B
★★☆
★☆☆
★☆☆
★★☆
.
全部直接原価計算の違い
直接原価計算の利点
営業利益の違い
固定費調整
2CVP分析(基礎)S
★★★

★★☆
★★★
★★☆
★★★
.
CVP分析とは
固変分解
CVP図表
目標利益等達成売上高
CVP分析に関連した指標


当論点のベースは簿記。以下Lecture1, 2の要点を、表の形でまとめ。

①原価の分類
②原価計算の種類
③全部⇔直接原価計算
④仕掛品・製品勘定(BOX図)
⑤CVP分析

要点は上記5つ。これを各例題・問題で以下の様に学ぶ。


原価の分類

原価計算の種類
固変分解

全部⇔直接
原価計算
損益計算書

仕掛品・製品
(BOX図)

CVP分析
§1
例題1
問1
問2○理論
§2
例題1
例題2
問1◎目標売上
問2◎感度分析

①原価の分類

②原価計算の種類

個別総合
実際標準
全部直接

原価計算は上記の6種類。CVPで扱う直接原価計算出題は、同時に総合・標準原価計算の知識も問う(後述)。ここを絡ませて難易度を上げるのが「Ⅳ」の常套手段。

③全部⇔直接原価計算の損益計算書

まず損益計算書を書き、見比べる(イケカコ P.2)

全部原価計算..直接原価計算
売上高S売上高S
売上原価C変動費V直接材料費DM
変動加工費VK
変動販売費S
売上総利益GM貢献利益CM
販売管理費S固定費F固定加工費FK
固定販売費FS
営業利益OI営業利益OI

全部原価計算は、原価・販管費を各々集計し、営業利益を計算すればOK。直接原価計算(CVP分析)は、利益計画策定や予実比較、つまり固定費をどれだけ回収し、どれだけ儲けたかを知るのに使う。

この時、計画作りをしたいので、変動費Vは実際原価でなく標準原価を使うのがミソ。この文の意味がわかればCVPスラスラレベル。

④仕掛品・製品(ボックス図)

期首・期末に在庫がある場合、ボックス図を使って解くのが総合原価計算の特徴。だが診断士「財務」「Ⅳ」はここを教えない。簿記2級以上が有利と言われる根拠がここ。

⑤CVP分析

CVP分析で問われるコトはごく単純。ではなぜほぼ毎年出題し、かつ受験生の点数がバラつくか。それを忖度するのが短期合格センス。

.
■エクセル開始■

<Lecture 1>

例題:一見簡単に見え、原価分類・総合原価計算・直接原価計算によるPL・仕掛品勘定を幅広く問う総合問題。初学者はまずここでうんざりするが、慌てない。

問題1:多数の条件が与えられるが、「例題」解いた直後にやれば、「月末月初在庫に含まれる固定製造原価を求めるだけ」と気づく。このショートカットが大事(後述)

問題2:理屈。やらなくて良いが、やれば身に付く。

<Lecture 2>

例題1:高低点法・最小二乗法による固変分解y=ax+bの問題。(問1)は計算過程が端数になっても、そのまま解く。(問2)は診断士試験には出ない。やたら難しいが結果はほぼ同じと解って安心。

例題2:CVP分析の王道論点。ちゃんと解く。

問題1:王道論点にいろんなおまけがつく総合問題。「Ⅳ」はこのレベルを出題し、受験生の点差がつく。

問題2:条件(1)で原価率・額の与え方を変え、条件(2)で感度分析。診断士受験生では歯が立たず、逆にこのレベルで訓練積むと荒稼ぎ。なお「多桁式予算」はいわゆるびっくり箱要素。


■参考:イケカコの難しさ■

イケカコを最初に解いて感じるのは、「やたら難しい」。

その理由は以下。

①計算結果が端数になる。 →意図的
②与えられる計算条件が複雑怪奇。→意図的
③1次「財務」の知識だけでは解けない。→天然

①②は意図的。1次「財務」マークの如く適当に選べば当たる、を許容しないのが、会計士試験の世界。逆に初見では解けないと割り切り、解答見ながら計算過程をトレースすればOK。

③は天然。意思決定会計とは要するに「簿記1級」。つまり「簿記2級」原価計算の知識が前提。従い不明点はどんどん先送りし、後から戻ってやり直す。

.
■今日のまとめ■

意思決定会計と言っても、所詮「簿記1級」のつまみ食い。出題範囲は有限。

「簿記1級」への手出しは不要。だが周囲の「解き方を覚える学習」と決別し、問題集高速回転で知識のつながりを磨くのが、「事例Ⅳ」荒稼ぎスタイル。では第1回まとめ。

・最初は原価の分類。CVP分析では、変動⇔固定の分類が大事。
・固変分解は高低点法。総合問題の中で変動費率の計算出題あり。
・直接原価計算の損益計算書は、自力で書ける様にする。
・仕掛品・製品勘定BOX図が原価計算の基礎。だが「Ⅳ」では出ない。
・CVP分析が「Ⅳ」の花形。だが縁の下の力持ちの他論点も重要。

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by dojonagoya | 2016-08-08 18:00 | 中小企業診断士試験 | Comments(0)

事例Ⅳって大切よ

6代目のおとです。

今日は8月8(日)、昼ごろに診断士協会から、正解と配点が発表されるので、絶対に自分で自己採点しましょう。岡崎も言っていますが、T○Cのデーターリサーチなんて使わずに、アナログでやることを私もお勧めします。


自己採点の結果、惜しくも合格点に達しなかった方へ
気持ちはそろそろ落ち着きましたでしょうか?「あんなに勉強したのに、なんで合格点まで到達しなかったんだろう」。「ここの論点はわかっていたに、なんであんなケアレスミスをしてしまったんだろう。」いろいろと思うところがあるかとおもいます。

「来年の試験に向けてもう一回がんばろう」とは、言いません。まずは、受験するにあたって助けてくれた家族や友人に感謝して、これまで勉強のために我慢してきたことを好きなだけやってください。好きなことを好きなだけやったうえで、「もう一回受験しようかぁ・・・」という気持ちが沸き起こってきたら、また勉強を始めましょう。我々はいつでも頑張る受験生を応援しています。


自己採点の結果、合格点に達した方へ
おめでとうございます。
まずは、第一関門をクリア―です。でも、まだ最大のラストボスである、2次試験が待っています。しかも、2次試験の本番までであと70日しかありません。この70日間で事例1~事例4までのすべての事例で、合格レベルの回答を制限時間内に書き上げ、合格率約20%の戦いを勝ち抜く必要があります。

そんな厳しい戦いを勝ち抜きたいと思っている方へ、少しでも役に立てるように、2次試験の事例4に特化した対策本を執筆しましたので、僭越ながら紹介させてください。


中小企業診断士2次試験事例IVの全知識&全ノウハウ
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この本は『受験生が短期間で合格レベルに到達できるように、過去問を「テーマ別×重要度」に分類し、効率的な学習を可能とすること。』を方針に執筆しました。

また、頻出論点である以下のテーマについて、インプットとアウトプット(過去問)をわかりやすく編集し、これ1冊で事例Ⅳ対策をとれるような構成になっています。

第1章 経営分析
第2章 損益分岐点分析(CVP)
第3章 意思決定会計
第4章 セールスミックス
第5章 オプション・為替予約
第6章 キャッシュフロー計算書
第7章 その他計算問題




それでは、2次試験まであと、80日、夏バテせずに、2次試験まで一緒に頑張っていきましょう。

おと


by dojonagoya | 2016-08-08 12:14 | 中小企業診断士試験 | Comments(13)

中小企業診断士一発合格道場からスピンアウトした6代目とその仲間たちのブログです。


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